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第T69回 2型糖尿病と関節炎のリスク関係 最終回

第T69回 2型糖尿病と関節炎のリスク関係 最終回_d0070361_654197.jpg 6月というのに、ここ連日30℃を超える蒸し暑い日が続いています。南九州では、例年より16日も早く梅雨明け宣言が出されました。アメリカの地質学者が、今回の東北地震によって数十メートル単位で岩盤が動いた日本では、微妙に生態系と気候が変わるきっかけを作ったかもしれないと言っています。その影響なんでしょうか、益々日本も亜熱帯化しているようにも感じます。 それはともかく、今年は例年以上に、天災と人災による周囲の環境変化が激しい年ですから、いつも以上に体内環境の管理を十分に行う必要があります。 そのためにも、今まで以上に旬な素材が持つ機能性の恩恵を積極的に受けましょう。 人間のように自らが新しいモノを作り出すことができない野菜や果実、有益なバクテリアなどは、自らの種を保存するための妨げに対する、抵抗性だけでなく、細胞内に侵入してきた有害な物質を排除排泄する機能性を、短い時間の中で備えることがすくなくありません。それらの機能性の恩恵を十分に受けるためには、旬の素材を選択するということと同時に、皆さん自らの体が、その恩恵を受けることができる最低限の消化分解、吸収と代謝の働きを備えている必要があります。

さて、今日は2型糖尿病と関節炎のリスク関係の最終回です。
インスリン抵抗性が、現代人を悩ます2つの症状に共通するリスク要因である可能性が高いことを、これまでの2回のブログで紹介しました。 最近日本でも、「Syndrome X(シンドロームX)」という、まさに原因不明の症状が話題になっていますが、インスリン抵抗性は、このシンドロームXについても共通リスク要因として考えられています。やはりと言うか、日本ではすでに死語になりかけており、誰も関心を持たなくなったと言ってもいいメタボリック症候群ですが、このメタボの背景を作っている、コレステロール、中性脂肪の上昇を招く、脂質異常症、高血圧も、2型糖尿病同様、インスリン抵抗性が何らかの影響因子であることがわかってきました。
インスリン抵抗性の改善んおためには、早期に自分がどのくらいの可能性を持っているかの確認をすることが重要だと思います。今回のテーマで紹介したように、まず家族親族(3親等)内に2型糖尿病と変形性関節症(OA)を持っている人がいるかいないか、次に、前回総会した HOMA-R(Homeostasis Model Assessment Ratio)検査のような血液検査を受診し、現在のインスリン抵抗性の可能性や進行度を確認してみることですね。
そのうえで、予防ということを考えるわけですが、最も重要なことは食事環境です。
1、精製漂白された砂糖、小麦、米を避ける(可能な限り一切避ける)もちろんそれらが配合されていたり、それらを素材として下降された食品もです。特に強力粉。
2、糖分は、特にトウモロコシから精製されたコーンシロップ、デキストロースは避けるべき。
3、高タンパク低炭水化物食(HPLC)
  割合の目安  たんぱく質:60%・炭水化物:35%・脂質;5%
4、栄養素(サプリメント)
  ビタミンB群・ビタミンD・亜鉛・銅・クロミウム・セレニウム・マグネシウム・カルシウム・バナジウム・マンガン
  ビタミンE・
5、機能性素材
  ニガウリ(ゴーヤ)・カテキン(緑茶)・マンゴー・シナモン(セイロン)・こんにゃく(マンナン)・ビルベリー・コケモモ・ギンコビロバ(イチョウ葉)
6、継続性のある運動
  週に1-2回のジム通いよりも、毎日10分でいいので、継続性の持てる軽い運動(ライトレジスタンス)



by nutmed | 2011-06-29 07:36