2011年 08月 08日
第T92回 リポ酸について その1
先般も紹介しましたが、311以降、福島第一原発放射線の飛散拡大シュミレーションを公開してくれていた、ドイツ気象局のサイトが先月末でクローズになりました。多くの方がこのシュミレーションサイトを心強く思っていたところだったので、残念でした。そこへ、スイスの気象局が同じように福島第一原発放射線の飛散拡大シュミレーションをサイトで公開しはじめてくれました。ドイツの気象局のシュミレーションと異なり、4種類のシュミレーションモデルを公開しているので大変分かりやすいと思います。さて、今日から少しの間、リポ酸について特集で扱います。リポ酸については、このブログでも以前から何回もテーマで揚げていますので、そちらも参考にしていただくといいですね。リポ酸(α-リポ酸)については、2009年の10月のトピックスで、低血糖を招く可能性も紹介していますので、摂取に際しては注意をしていただきたいと思います。
この数年、アメリカではアンチエイジング(老化抑制)のアプローチに、新たなセオリーが生まれはじめています。
それは細胞内に存在し、エネルギーの生産工場とも呼ばれている、ミトコンドリアの衰えには、リポ酸が深くかかわっていることがわかりはじめたとおいう背景があります。ミトコンドリアは60兆個もある細胞の働きに不可欠な組織であり、全ての臓器組織の機能に不可欠でもあります。見方を変えると、ミトコンドリアの働きを最適な状態に維持することが、筋肉、脂質の機能、たんぱく質や炭水化物などの栄養素の代謝、ホルモンの生産と作用を最適な状態を保ち、最適な体内環境をつくることができることにもつながることになります。
日本だけでなく、世界中の人類は、食材、ストレス、汚染物質など、不測の生活環境要因によって、本来ミトコンドリアが持つ機能、寿命を十分に全うすることができなくなり、細胞、組織、臓器の衰えにつながることで、生活習慣病が作られていくと言ってもいいかもしれません。
リポ酸は、そのミトコンドリアの働きを全うさせるために不可欠であると同時に、損傷したミトコンドリアの修復改善にも有効な機能性成分と言えるでしょう。
さて、これからリポ酸の紹介をしていく前に、リポ酸のことを少し説明しておきましょう。
リポ酸には左右対称にRとSという物質があります。日本のサプリメント市場では、「α-リポ酸(ALA)」と総称されていますが、ALAに含まれるリポ酸が、RとSの比率によってリポ酸そのものの作用が左右されます。一般的に、体内で細胞に機能するのはRのリポ酸と考えられています。アメリカのサプリメント市場におけるリポ酸は、ここ10年ほど、年々売り上げを伸ばしていますが、多くのサプリメント商品のラベルでは、RとSがどのくらいの比率で配合されているかが明記されていることが多く、最近では圧倒的に「R-リポ酸」の商品が多くなっていると思います。


