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第T114回 ビタミンAの落とし穴 その1

第T114回 ビタミンAの落とし穴 その1_d0070361_1424214.jpg 昨日今日、本州を縦断するように駆け抜けた体不15号の影響は甚大でした。皆さんは無事帰宅できたでしょうか。 311の夜を思い起こさせるような光景が、首都圏のあちこちで見られ、またしても大都会のっ脆弱性とストレスに弱い都会人の姿を露呈させてしまいました。 そんな中、知り合いの方から、Twitterを利用した交通網のリアルタイム情報サイトを紹介していただきましたが、これは使えるサイトだと思います。本格的な台風シーズンはこれから到来になるので、「準備」は欠かさないようにしてくださいね。

さて、今日から数回にわたってビタミンAの落とし穴について紹介します。
日本では、「ビタミンACE」と評されるほど、一般の人の認知度が高いビタミンの1つですね。皆さんの多くの方が、ご自分のベースサプリメントの中に欠かさず入れているほど、サプリメントとしても需要の高いビタミンではないでしょうか。しかし、ビタミンAの働きや機能については多くの方が関心も知識も持っているでしょうが、その吸収と代謝のプロセスについてはあまり関心が向けられていないかもしれませんね。 私が栄養学と栄養療法についての勉強をはじめた20数年前、料理や調理方法には、日本料理、フランス料理、スペイン料理、イタリア料理、ドイツ料理、韓国料理、インド料理、中国料理など、国や民族性が具体的に現れているのに、栄養素の吸収や代謝には人種や民族性が反映された学問がないのかと考えていたころがあります。 その後、臨床栄養学、栄養療法を勉強しいくうちに、体系だったものではないものの、そのような考え方がかなり古くから存在していることが徐々にわかってきました。ビタミンAもその中の栄養素の1つと言ってもいいでしょう。 遺伝やDMAと言ったマクロレベルでなくとも、食材、食事の方法によって作られる、生活習慣病と全く同じで、多くのビタミンミネラルが、食材、食事方法だけでなく、人種、民族性、そしてその時々の食習慣や、病気の傾向によっても、吸収代謝のプロセスに大きな影響を与えると言うことです。 

それでは早速ビタミンAのおさらいをしてみましょう。

食材からのビタミンA
バター、全乳、肝臓、卵黄、魚、レチノール(動物由来で、アルコール基質)、レチノールパルミチン塩酸(エステル基質で、魚肝臓オイルなどから抽出)

性 状
ビタミンAは脂溶性ビタミンのグループに属し、動物の脂から抽出される「レチノール」と植物から抽出される「カロテノイド」の2つの形状を持っているビタミン。
最近は、動物の脂から抽出される「レチノール」をビタミンAと呼び、植物から抽出される「カロテノイド」はプロビタミンAと呼ぶ。消化管から適切に吸収されるにはミネラル(主に亜鉛、鉄)と脂肪が必要である。
さて、早速出てきましたね。この、ビタミンAの吸収には亜鉛と鉄が必須であるということは覚えておいてくださいね。

働 き
人間の体内におけるビタミンAの最大の働きは、眼の正常な機能調節、細胞組織の正常な成長である。また、体がサビる原因となるフリーラジカルを中和し無害化する働きがあり、抗酸化ビタミンとして注目されている。
ビタミンAは消化器系統で粘液の生産分泌を刺激し、摂取後3-5時間で体内に吸収される。
一方、プロビタミンAであるカロテンは、必要に応じてビタミンAに変換し、6-7時間で体内に吸収される。一般的には、食材から摂取したカロテンのおよそ30%がビタミンAに変換される。 続いて、私たちが必要とする、ビタミンAを合成するための、前駆物質であるカロテンですが、全てのカロテンがビタミンAに変わるというわけではなく、わずか30%しか変わることがないというこの部分も覚えておいてくださいね。

さて、明日から今月2回目の3連休の方が多いと思います。台風一過で、土曜日まではドライな好天のようですが、日曜日はすこし曇天の予報です。
そうそう、、眼瞼下垂の術後も良好ですが、最近、加齢性の黄班変性予防のために、外出時には必ず紫外線カットのサングラスをかけています。まーだそんな年齢じゃないでしょ?!と自分でも思っていましたが、私の師匠のDr.ライトから、311以降、微量であっても、放射性物質がフリーラジカルとして、網膜に与える影響と、紫外線の相互作用によって、加齢性の黄班変性を加速させる可能性があるので予防しなさいとのありがたいアドバイスをいただいたわけです。

私の週末は居住地コミュニティでのBBQがあります。久々の晴れ間でBBQ!

それでは皆さん、よい週末を!
by nutmed | 2011-09-22 14:43