2011年 11月 14日
第1134回 インフルエンザシーズン目前に緑茶で予防!
昨日の蕎麦は、挽きぐるみと更科の二八蕎麦でしたが、二八蕎麦には「内二八」と「外二八」があるのをご存じでしたか?そば粉と小麦粉の配合割合のことで、小麦粉2割(20%)、蕎麦粉8割(80%)の混合比で作る蕎麦を「内二八」、蕎麦粉10割に対して小麦粉2割を混ぜる外二という混合比(83%と17%)を「外二八」と言うそうです。昨日頂いたのは、石挽の外二八で、そば粉の割合が多い蕎麦でした。
さて、この時期になるとインフルエンザの話題が増えてきますね。すでに学級閉鎖をしている地域もあると言うことなので、今シーズンの出足は早いかもしれないですね。インフルエンザの感染は万国共通の冬の悩み事ですが、最近アメリカで注目されているのが日本茶(緑茶)を飲むことで、インフルエンザの予防が可能になると言うトピックスです。
以前から、このブログでもインフルエンザの予防には、ビタミンCだけでなくビタミンDが有効であることを紹介してきていますが、これらのビタミンに加えて、カテキン(EGCG)が含まれる緑茶を1日に3-5杯継続して飲むことで、インフルエンザの感染予防が可能になるという報告が、日本の静岡大学の調査によって発表されています。 2050人の小学生に協力をしてもらい行った検討では、2008年から2009年のインフルエンザの感染シーズン前から、毎日緑茶を3-5杯飲んでもらったところ、インフルエンザの感染率は緑茶を飲まない小学生よりも低かったと報告しています。
以前から、緑茶には、インフルエンザを含むウィルスの感染予防に有効であること、その背景にはカテキンの抗酸化作用と抗ウィルス作用などがあることが報告されてきました。
受験生のお子さんを持つ家庭では、これからの季節インフルエンザの感染は厄介なことですから、緑茶を日常的に飲むことを習慣にすることは、簡単にできる予防策だと思います。