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第1139回 ビタミンB12の不足と認知症

第1139回 ビタミンB12の不足と認知症_d0070361_1428821.jpg 最近、朝早く起きて仕事に出かけることが珍しく続きました。午前5時には起床するのですが、東京近郊でも朝焼けがこんなにきれいで、荘厳な雰囲気さえ漂う光景に遭遇することもあります。今朝も東の空には、今にも消えそうな新月が、太陽を手招きするように漂っているような朝焼けに出会い、朝から得をした気分になりました。
昨日の祝日、我家では早々Xマスツリーの飾り付けをしました。実は10日前に、すでにツリーの飾り付けを始めたものの、猫に飛びつかれ、無残な姿になったツリーを再度組み直しをしただけです。
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 今年久々に新調した屋内用のツリーは2m。これから12月25日まで、毎週末に願いを込めながら1つづつ飾りをつけたして行きます。

さて、今日はビタミンB12の気になる話題を1つ紹介しましょう。
先日、海外の論文の生理をしていた時に見つけたものでして、2009年の神経学の学会誌で発表されたものです。シカゴにあるRush Universityの研究者によって行われたこの臨床検討では、ビタミンB12と葉酸の不足によって増加する、ホモシステインの増加と、ビタミンB12の不足そのものが、脳細胞の委縮や認知機能の低下につながる可能性を示しています。 
ビタミンB12は、以前から能の機能に摂っては重要な役割を担っているビタミンの1つであることが、多くの研究によって報告されています。私のブログでは、ビタミンB12は登場回数の上位に入るレュラービタミンでもありますが、日本ではあまりビタミンB12の不足や欠乏を検査してみることはないのは残念でもあります。
今回みつけたこの論文の研究者たちは、血中のビタミンB12の検査をすることと同時に、能の認知機能のレベルを確認することや、認知症、痴呆症の進行度の確認をするための手段の1つとして、ビタミンB12の代謝の指標でもある、メチルマロン酸の検査を定期的に、特に高齢者には定期的に検査することを勧めていますが、私もこの点は同館です。
ただ、以前のブログでも紹介しましたが、残念なことにこの尿中メチルマロン酸の検査は、技術的にも難しい検査ではなく、以前は日本でもあちこちで検査されていた物質でもあるのに、現在では日本国内でメチルマロン酸を検査する検査センターは皆無のようですし、日本のドクターの中にも、メチルマロン酸の検査をオーダーする人はほとんどいないようです。
by nutmed | 2011-11-24 15:12