第1153回 2012年に向けて思うこと

栄養医学研究所は本日が仕事納めになります。来年2月の川越への移転のため、大掃除と引っ越しのパッキングを同時に行っているためか、昨日今日とオフィスはバタバタ状態です。

今年2011年は3月11日の震災に続き原発事故から始まった未曾有の想定外事が重なる、本当におぞましい1年でした。放射線ろいう目に見えない、ある意味ではとらえようのない物質を相手にするために、さらなるストレスが加わり、メンタルとフィジカルの両面から、これまた多くの日本人が経験したことのないストレスを体験することになった年だったと思います。
今年の4月以降、毎日のように電話やメールで「内部被ばくを回避する方法やサプリメントがあったら教えて欲し・・」という内容の問い合わせが後を絶ちませんが、最近私が思っていることの1つは、内部被ばくをしないようにすることが一番であることは間違いのないことではあるものの、それを避けるためにも、また自分の体内環境と細胞臓器が本来もっている自浄能力さえも、体がまともに動かなければ果たせないことであるということです。
その意味では、以前からブログでも幾度もテーマに揚げてきている副腎への負担を軽減させることと、副腎機能の改善は重要なポイントになるでしょうね。

原発事故の影響というものさしで見ると、今後30-40年はその影響は継続するわけですから、その影響は我々の生活環境の周辺に存在し続けることを意識する一方で、ストレス耐性を高めつつ、副腎の働きを維持向上させることが、これからの日本人には必須ではないかと考えています。
そんなことから、2012年は「副腎機能」というキーワードで、ストレス耐性を向上し、副腎の働きを改善するための栄養素、ハーブに注目し、サプリメントのフォーミュレーションも積極的に行うつもりでいます。

2012年が皆さんにとって良い年になりますように、そしてストレスの少ないまともな年になるようにしましょう!
by nutmed | 2011-12-27 15:45