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第1155回 重金属「鉛」について

昨日のニッケルのテーマに対する反響は大きかったですね。放射性物質同様に、多くの日本人が「まさか自分は・・」とか、「生活環境には・・」という類の感覚しか持っていないのではないでしょうか。それでも水銀、ニッケル、鉛、ヒ素などの重金属は、放射性物質に比べはるかに我々の生活環境にドッかりと根をおろしている物質と言えるでしょう。
さて、今日は重金属繋がりで「鉛」について少し紹介してみます。
鉛はカドミウムなどと同様、毒性が強いミネラルです。高い濃度の鉛が体内にあることによって、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、及び、デルタアミノレブリン酸などの重要な栄養素を利用する能力が低下します。
また、鉛は容易に胎盤を通過するため、妊娠中の女性が鉛中毒になった場合、胎児にも影響がでます。
鉛の毒性を示す徴候のほとんどは、上記のミネラルが利用できなくなることによっておこるもので、腹痛、食欲不振、情緒不安定、便秘、疲労、頭痛、消化不良、短気、筋肉痛、神経障害、震え、重い貧血 、免疫力の低下、学習障害、多動などが報告されています。
*爪や毛髪分析によって鉛が高濃度検出された原因として考えられるのは・・・
1、塗料・ガソリンなどを使用する職業に従事している
2、喫煙者
3、塗装業
4、鉛を含む髪染めを使用している(現在使用している染め剤を確認してください)
5、住居周辺に鉛を扱う産業工場がある


鉛は有鉛ガソリン、かん詰、塗料、新聞紙(インキに含まれるため)、煙草、大気汚染、及び、汚染された水に含まれることが多いと言えます。
体内の鉛を体外への排泄促進をするためには、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB3(ニコチンアミド)、ビタミンC、ビタミンD、リン、クロム、カルシウムなどのサプリメント摂取をお勧めします。また喫煙者の場合には禁煙することをお勧めします。

明日から今年最初の3連休の方も多いと思います。この連休、年末年始に負担をかけたであろう胃腸の環境を、通常モードに調整してあげるとイイですね。七草がゆは古くから伝わる、そのための知恵だと言えるでしょうね。
私は栄養医学研究所の引っ越し第一弾の荷物搬送があるので、週末は川越と東京を数往復して、川越の喜多院に初詣です。
それではよい週末を!
by nutmed | 2012-01-06 11:11