2012年 01月 27日
第1166回 消化酵素不足の兆候 リパーゼ
さて、今日は消化酵素不足の3回目、リパーゼ不足の兆候です。
リパーゼは、脂肪と脂溶性ビタミンを消化するために必要な消化酵素です。リパーゼが不足している人は、コレステロール、中性脂肪が高くなる傾向が見られます。また、脂肪蓄積による体重増加につながるとともに、尿中の糖排泄量が増え、糖尿病のリスクが高くなることと、心臓病のリスクが高くなる可能性が少なくありません。
リパーゼが不足すると現れる症状には、カルシウム、マグネシウムなど塩化物ミネラルの不足によって起きる筋肉の痙攣、それが原因となり、大腸の筋肉の痙攣によって発生する便秘、下痢があげられます。そのほか、細胞組織が必要とする脂肪と必須脂肪酸が不足すると現れる以下のような症状に起因します。
・乾燥肌、炎症、痛み、メニュエル病、しみ、シワ、セリアック様症状、グルテン不耐性、じんましん、ニキビ、乾癬、傷の治りが遅い、慢性疲労、ドライアイ
・筋肉のけいれんはリパーゼ不足の可能性もある
リパーゼは消化酵素として働く場合に、補酵素としての塩化物ミネラルを必要とするため、リパーゼが不足傾向にあって、リパーゼ不足の症状が現れている人の中には、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどの電解質が不足している背景が少なくありません。
・リパーゼ不足は胃酸不足の背景もある
リパーゼは消化酵素として働く場合に、補酵素としての塩化物ミネラルを必要とするため、塩化物としての塩酸が主要成分である胃酸が不足し、食物の消化分解に影響を及ぼすことは少なくありません。
・リパーゼの活性はアルカリ性で高くなる
リパーゼが最も酵素活性がたかくなる環境はpH6.5-11のアルカリ性環境であることから、リパーゼ不足の傾向にある人では、サプリメントなどで消化分解のサポートをする場合に注意しなければならないことは、食中および食後2-3時間の胃の中が今強酸性になっている環境ではリパーゼの働きが悪くなる可能性が高いので、このタイミングを外すこと。また耐酸性加工をされた酵素サプリメントを選択するべきです。
・リパーゼを含んだ食材
リパーゼ様酵素成分を含んだ食材はいくつか存在しますが、お勧めはアボカド、フラックスシード、大豆、ココナッツです。ただし、食物アレルギーの有無を確認して使うようにしてください。


