2012年 02月 28日
第1175回 脂肪酸 その2
2週間ほど前に川越移転のお祝いに伊豆に住む知人からいただいた河津桜が3分咲きまできました。もうすぐそこまでモグラも顔を出す季節が確実にやってきています。

さて、今日は脂肪酸の2回目、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸についてです。
脂肪酸は前回説明した炭素鎖の結合の数によって大きく2つの種類に分類されています。
①飽和脂肪酸
炭素の結合が、もうこれ以上できない飽和状態で、二重結合あるいは三重結合を持たない脂肪酸をいいます。飽和脂肪酸は常温で固まるような動物性脂肪やバター、ヤシに多く、体内で分解されずに蓄積されることが多くコレステロール値を上げ、過剰摂取は動脈硬化を招く原因にもなります。
②不飽和脂肪酸
炭素が二重結合以上の構造を持つ脂肪酸です。不飽和脂肪酸はさらに二重結合の数によって以下の種類に分類されています。
A、一価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を1つだけ持つ脂肪酸。オメガ-9またはn-9系と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはオレイン酸です。オレイン酸が多く含まれる素材には、菜種、オリーブなどがあります。9という数字は炭素構造の最初から9番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。
B,多価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を2つ以上持つ脂肪酸。オメガ-3(n-3系)およびオメガ-6(n-6系)と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはリノール酸(オメガ-6)、γ-リノレン酸(オメガ-6)、アラキドン酸(オメガ-6)、そしてα-リノレン酸(オメガ-3)、DHAドコサヘキサエン酸(オメガ-3)、EPAエイコサペンタエン酸(オメガ-3)です。
3と6という数字は炭素構造の最初から3番目、6番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。

次回はトランス脂肪酸について


