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第1194回 イオン化ミネラルとコロイドミネラル

今日は水曜日なので、定例の栄養カウンセリングが神尾記念であるため、朝から神田淡路町へ来ています。昨日までの天気予報で、今日は午後から再び嵐のように風雨が強まるとの予報が出たためか、クライアントさんのキャンセルが目立ちます。帰宅できなくなったらシャレになりませんから、用心をするに越したことはありませんね。

さて、今日は読者の方からいただいた質問に公開回答しようと思います。ミネラルには少なくとも2種類の形があり、電荷を帯びてイオン化したミネラル(Ionic Mineral)と古代の地質や腐葉土から抽出されたコロイドミネラル(Colloidal Mineral)がそうです。皆さんもネット上や雑誌でこの2つのミネラルをキーワード検索してもらうと、商品を始め、たくさんの情報に触れることができると思います。読者からの質問は、イオン化ミネラルとコロイドミネラルではどちらのミネラルの方が体にはいいのか?というものですが、この質問は、毎年寄せられる質問でもあります。まずコロイドミネラルについてですが、今からおよそ75年前にアメリカ中西部もユタ州の土壌から得られたミネラルがコロイドミネラルで、コロイドミネラルを配合した商品の説明文章には、「何万年も地球上に眠って来た天然の鉱物質ミネラルで体内での吸収も高く、細胞が最も利用し易いミネラル・・・」のようなことが書かれています。コロイドとはどのような状態のことかを理解するために、コップに入れた水に小麦粉を混ぜた状況連想してもらうといいかもしれませんね。小麦粉を混ぜることで水が白く濁りますが、この状態がコロイド状態です。小麦粉の粒子が水に混ざって(溶けたのではない)いる状態で、言い換えると、水に小麦粉の粒子が浮いている状態です。この小麦粉に当たるのが鉱物から抽出されたミネラルになります。一方、イオン化ミネラルは、プラスまたはマイナスの電子を帯びたミネラル元素で、動植物問わず、様々な素材から抽出されたミネラルです。ここで、考えなければならないのは、ほとんどのミネラルは、腸から吸収されますが、吸収のために粘膜通過するためには、プラスまたはマイナスの電子が必要になります。加えて、腸の粘膜を通過して吸収されるほど分子が小さくなければなりません。そうなると、ミネラルの吸収に必要な条件である、電子(イオン化)されていること、分子の大きさが小さいと言う条件を充たしているのは、イオン化ミネラルということになります。ここまで説明すると、それではミネラルを摂取する時には、イオン化ミネラルでないとダメだという風に考えられてしまうかもしれませんが、人間体内環境はそれほど単純でもないようです。例え吸収効率が高いイオン化ミネラルでも、それを摂る人の体内環境と、一緒に摂るビタミンやミネラル、アミノ酸の需要供給量によって、摂ったイオン化ミネラルが全て吸収できるということはあり得ないでしょう。ただし、これらの条件全て同じと言うことを前提に考えるならば、私はコロイドミネラルよりも、イオン化ミネラルの方が吸収効率は高いと考えています。加えて、コロイドミネラルのついては、確かに自然界の鉱物質から得られたということで、加工したものではないので、一瞬安全性が高いように思われるかもしれませんが、逆に自然界の鉱物質であればあるほど、人間には必須ミネラルだけでなく、水銀、ヒ素、スズ、鉛などの重金属や、天然の放射性鉱物も同時に含まれている可能性が高くなるということもあります。全てのコロイドミネラルサプリメントがそうだとは言いませんが、少なくともコロイドミネラルのサプリメントを摂る場合には、この点を十分確認した上での方がいいと思われます。
by nutmed | 2012-04-11 11:42