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第1196回 健康管理と病気の予防は口腔ケアから その1

この土曜日日曜日の1泊2日で、岐阜県馬瀬温泉にバイクで行ってきました。今年で10回目を迎える、私が趣味で乗っているBMWのバイクと同じ形式のバイクに乗るオヤジたちが全国から集まるイベントがありました。
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今年も日本全国から約束の地を目指して、髪に白いものが混じるオヤジたちが集まります。職業は、医者、税理士、公務員もいれば、中小企業の社長、サラリーマンと多岐にわたりますが、共通なのは同じバイクに乗っているということだけですが、仕事や利害関係がない者同士の付き合いは、いつもフレッシュで、ストレスがなく張りあいがあります。これが健康でいる秘訣なのかもしれませんね。最高齢者は74蔡!まだまだ現役です。

さて、今日から少しの間、口腔ケアと栄養療法について紹介してみようと思います。口腔ケアのテーマに触れるのは久々だと思います。本来なら鶴見大学歯学部の非常勤講師をしている私の立場からは、もっと口腔ケアと栄養の関わりについて紹介しなければいけないのかもしれませんね(笑)
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私は、以前から書籍でも講演会でも、セミナーでも、地域住民の健康管理は歯科医と歯科衛生士が最適最良のポジションだと言い続けてきました。それは今でも変わることはありませんし、何とか日本の歯科医、歯科衛生士の皆さんに栄養療法を普及啓蒙しなければいけないと思っています。
人間がまともに栄養を摂取する際の物理的なプロセスは、口からスタートをきります。栄養をとりいれる最初の器官である口の機能と健康をメンテナンスすることは、至極当然の考え方であり、そのメンテナンスを施し、日常の口腔ケアのアドバイスとともに、食事の仕方、素材選択からサプリメントのアドバイスに至るまでを、歯科医と歯科衛生士の皆さんが最前線で行うことは、国民にも理解を得やすいポジションでもあると考えるわけです。 私がアメリカで栄養療法を勉強していたころから、歯科医の中には自身で栄養療法の知識と経験を持った歯科医がいただけでなく、近隣の栄養療法医師や臨床栄養士との連携をとりながら患者の治療にあたっていた歯科医は少なくありませんでした。その根底には、虫歯や歯周病の原因に栄養の過不足や食事の仕方が関わっているだけでなく、虫歯や歯周病の原因となるバクテリアが、糖尿病、高血圧、心臓病、炎症
などの症状の背景に深く関わっていることが分かり始めてきたことがあります。歯と歯肉の健康のためのブラッシング指導も重要なことであることは間違いないことですが、栄養を摂取するための必要不可欠な器官としての歯と歯肉の健康、口腔内バクテリアの管理コントロールは、口腔ケアのプロフェッショナルである歯科医と歯科衛生士の重要な役割の1つだと確信しています。
歯科クリニックに通ったことがある方はご存じだと思いますが、初診時のアンケートでは、必ずあなたが抱えている症状や病気のことを確認されますね。私が不思議に思うのは、高血圧、糖尿病、関節炎とアンケートで回答した内容が、その後の治療の中でどのように患者のケアに反映されているのか?ということです。例えば、糖尿病の治療服薬中と回答した患者に対しては、今後の治療方針の中では出血の管理と炎症による傷の治癒管理に配慮しなければならないはずですし、服用中の薬剤との関係も考慮しなくてはならないはずです。アメリカでは、少なくとも糖尿病の治療服薬中の患者に対しては、その後の歯科治療の中で必要に応じて、糖尿病の治療を担当している主治医と連絡を取り合うことはもちろん、歯科衛生士が栄養指導についてのアドバスを行うクリニックは少なくありません。
今回のテーマの中では、口腔症状の背景に密接な関係をもつことが研究によって報告されてきた内容をもとに、口腔症状がどのような症状の温床になる可能性があるのかを紹介していきますので、ご期待ください。
by nutmed | 2012-04-16 15:44