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第1225回 素材にオーガニックを求める前にするべきこと

6月2日に行った私のセミナー参加者にお土産で配布したハーブの種、残った種を栄養医学研究所の玄関前のプランターに撒いていたところ、フラックスがムクムクと子葉を伸ばし始めてくれました。
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開花して結実後に収穫した種を冷温で搾って自家製フラックスオイルができるといいですが・・

さて、今日はオーガニック素材に関わるテーマです。オーガニックについて私が持っている考え方については以前のブログを参考にしてください。
昨年の原発事故や近年の食の安全性問題以降、オーガニック食品、オーガニック野菜・果実を求める消費者が以前よりも増えています。消費者がこのようなオーガニック素材を求める大きな理由には「オーガニック=安全」という考え方があると思いますが、残念ながら「オーガニック=安全」という方程式は100%成り立つわけではありません。また、添加物や化学物質が含まれているから健康を害するという理由から、健康維持の目的でオーガニック素材を求める消費者も少なくないと思います。オーガニック素材のメリットはメディアで数々取り上げられていますが、実際に高い価格で買ったオーガニック食品を食べ始めてから健康になったという方の話はあまり多く聞こえてきません。それは何故でしょうか?
オーガニック素材の恩恵を受けられる体内環境が必要
「オーガニック=安全」というイメージと同様に、多くの方が「オーガニック=健康的な食品素材」または「オーガニック=吸収がいい」というイメージを持っているようです。オーガニック食品といえども、吸収して代謝するためには消化分解というプロセスが必要になります。また、吸収の能力にも左右されるでしょう。オーガニック素材の恩恵を最大限に受けるためには、それらを摂取する人間は何もしなくても構わず、ただ食べればいいということではありません。恩恵を受け取ることができる体内環境と能力を向上させること、つまり、消化分解、吸収のプロセスに重要な胃腸の環境と能力を向上させること、加えて代謝を司る肝臓の能力を高めることが大切です。
オーガニック素材の恩恵を受けられる体内環境つくりのベースという考え方
最近巷では、「マルチビタミン・ミネラルで体のベース作り」という考え方が増えてきました。ベース作り」という曖昧な表現ではなく、オーガニック食品を含めて、日常食事から得るべき栄養素が正しく消化分解され吸収・代謝することができるような、素材の恩恵を受け取ることができる体内環境のベース作りが必要であり、言い換えれば、体内環境を整えることによって、体の60兆個もの細胞とその集合体である臓器組織が正しくその機能を果たし、最大限に能力を発揮できるようにするための準備が必要だとも言えます。
本来食事から得るべき栄養素は、食事から摂取することが人間の営みを考えた場合には望ましいものです。健康に悩みを持っている、病気がち、体力、エネルギーが低下しているという方の多くが、これらの栄養素を正しく消化分解し吸収・代謝する機能を持った胃腸、肝臓の働きが低下していると言えます。これらの器官の働きが低下していては、せっかくのオーガニック食品やオーガニック素材を摂取しても実感する期待は薄いとも言えます。
素材に何らかのメリットや恩恵を求めるならば、まずはそれを食べる自分自身の体内環境に目を向けて、オーガニックの恩恵を最大限に受けることができる準備を試み於てください。

さて、6月最後の週末です。
天気はまずまずのようですから、不足しがちな紫外線に浴びてビタミンDの合成を促してきてはいかがでしょうか。

それでは眠さんよい週末を!
by nutmed | 2012-06-29 12:03