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第1230回 猛暑の季節に注目!有機酸の働き

海の日から見のこの連休は全国的に猛暑が本格的な火ぶたをきりました。昨年同様、節電意識の中で、この猛暑とどう付き合っていくかが今後の課題ですね。 まずは当たり前の話ですが水分補給は小まめにしてあげることは決して忘れないようにしましょうね。

さて、今日は有機酸についてです。
有機酸とは生物の生命活動において作り出される酸のことで、人の体の中でも生成される有用な酸です。一般に窒素を含まない炭素化合物のことを有機酸と言い、酢酸、クエン酸、乳酸、コハク酸が有名です。有機酸は微生物が増殖することを抑える働きをもっています。有機酸のひとつであるクエン酸は、酸性に傾きやすい体を、弱アルカリ性に保ちます。

有機酸を分析することによってミトコンドリア内でのクエン酸回路の機能についての重要な情報を得ることができます。クエン酸回路は9個の有機酸、8個の酵素から成り、食事からのエネルギー源である炭水化物、たんぱく質、脂質の中心となる代謝経路です。クエン酸回路での酵素の不足は有機酸中間性生物の非能率的な循環を引き起こします。実際に一つの酵素の不足がエネルギーの生産と適切な代謝を作り変えてしまいます。クエン酸回路生体機能に必要なエネルギーを供給しているためにこれを分析することは重要な健康状態の手がかりにもなります。

異常な有機酸の代謝物は、多くの栄養素が不足している場合、または栄養素が有効に使用されていないことを示します。ここで重要な概念は酵素活性の不足です。酵素の活性不足には多様なレベルがあります。酵素の活性不足の理由のうちのいくつかは加齢、消化不良、酸化、薬の副作用、不適格なビタミン,ミネラルの使用です。適切かつ的確なビタミンおよび栄養素を摂取することにより不均衡になってしまった代謝経路のバランスを維持することができます。いくつかの有名な代謝の不均衡によって引き起こされる症例は、カルボキシラーゼ不足、巨赤芽球性貧血、メチルマロン酸尿症、ビタミンB6性貧血があり、これらの症状はビタミンの服用量によって改善されます。比較的高用量のビタミンと補酵素により、酵素活性を回復し、そして欠乏、もしくは吸収不良である栄養素でも効率的に使用することができます。
by nutmed | 2012-07-17 16:14