第1230回 ミネラル分析で銅が増える背景

今朝の川越は秋を思わせる雲が点々と見受けられますが、スッキリと晴れて気分がいい麻を迎えています。
いよいよ来週、10月20日と21日は年に一度の川越最大の川越祭りがあります。
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各町内会が持つ山車が29台、旧市街を引き回される姿は、京都の祇園祭にも匹敵する祭りだそうです。初日の20日18:00からは宵山があり、山車の提灯とともにお囃子でもりあがることでしょう。川越に移転して初めての川越祭り体験のはずでしたが、残念ながら20日からアメリカ出張のために来年までお預けです。近郊の方は是非川越祭りに繰り出してみてください。

さて、今日は、栄養医学研究所で受託している爪による体内ミネラル分析の中でも、この数年目立つようになった銅が高くなる人の背景について紹介します。この数年、女性から受託した爪分析検査の項目で、銅が高くなる人が少し増えているおうに感じています。
現代の食および生活環境を考えると、銅が高くなることは少なくありません。銅は脳と肝臓に蓄えられるミネラルで、体内に銅の蓄積濃度が高くなると以下のような自覚症状が現れることが報告されています。
・頻繁な頭痛・低血糖・のぼせ・尿量の低下・不眠症・脱毛(女性に多い)・多動(小児)
・注意欠陥(小児)・うつ状態・心臓の鼓動増加

体内に蓄積する銅が高くなる原因の1つとして食材や薬に含まれるホルモン(エストロゲン)があり、成長を促進させる目的で牛や豚に与えられてきた経緯があります。このホルモンは脳や肝臓に溜まる銅の濃度を増加させる作用があり、そのような肉を頻繁に食べた場合には体内の銅濃度が高くなる可能性もあります。このホルモンは食材だけでなく、避妊用ピル、更年期の改善で使われるホルモン剤などにも含まれています。
体内の銅が高くなると、タンパク質を消化するために必要な酵素を作る際に重要な亜鉛の吸収が悪くなることも報告されています。これは、銅と亜鉛を受容する細胞(レセプター)が同じ細胞であるためです。
銅の濃度が高い人には、タンパク質(動物の肉、魚、穀物など)を食べなくなり、炭水化物ばかりを好んで食べるようになる人が少なくありませんが、これは上記のような理由でタンパク質の分解酵素が不足するためです。
改善方法としては、現在の食生活を見直すこと、特に消化分解の働きを向上させるために場合によってはサプリメントで消化酵素を使用することも考えてみるべきです。またエストロゲンが含まれる薬を処方されている場合には医師に相談してみてください。

明日から週末です。この14日(日)、私は池袋で医療健康セミナーがあり、口腔ケアから始まる栄養療法をテーマに講演をします。すでにブログ読者の方の何人んかが申し込みいただいていると聞いていますが、いつものようんい目からウロコを落としていただく話をするつもりですので、お楽しみに。
それでは皆さん、良い週末を!
by nutmed | 2012-10-12 10:58