2012年 10月 22日
第1234回 最近の慢性疲労の隠れた原因

今日は必須脂肪酸に関わる研究会で13年振りに再会した栄養療法のドクターと旧交を温める中で、彼から聞いた最近の慢性疲労の背景に関わる5つの原因を紹介します。
1、脱水症状
体内の水分が不足し、脱水状態になることで、記憶力、集中力が低下し、思考能力低下、頭の中に霧がかかったような状態を作り出す。
2、携帯電話、スマホ
脳に近いところで使用するこれらの機器から発生する電磁波によって、睡眠に関わるホルモンのメラトニンの合成量低下し、気がつかない間に睡眠の質が低下する。
3、薬剤の副作用
薬剤の副作用、特に抗うつ剤、頭痛薬(βブロッカー)、血圧降下剤の中には睡眠に影響を与える薬が少なくない。
4、過剰な運動
筋肉負荷をかける運動は、しばしば疲労の原因つながる副腎の働きのリズム崩すことがある。特に、30分以上のジョギング、ウェイト負荷による筋力トレーニングは、副腎が作り出すステロイドホルモンコルチゾールを上昇させ、副腎のテンションを不必要にあげることで、ストレス耐性が低下する。
5、鉄の不足
体内の細胞に酸素と栄養を運搬する赤血球機能が低下することによって、細胞組織に疲弊を来す。赤血球の正常な働きを維持するための鉄分が十分量摂取できない状態であったり、摂取した鉄分の吸収が正しく行われない。
カリフォルニア州サクラメントにある彼のクリニックでは、慢性疲労(CFS)を訴え来院するクライアントには、まずこれら5つの背景の可能性有無を確認し、生活食事指導を行うことで、CFSの症状の40%ほどが改善させることができていると教えてくれました。
これらの5つの生活環境改善はそれほど難しい内容ではないものもあり、自分で生活環境改善を行って見る価値はあると思います。


