2013年 05月 13日
第1280回 副腎の機能を考えたビタミンCの取り方
副腎疲労とは関係ないですが、日本人の摂っているサプリメントのTOP3には必ずビタミンCがあげられるでしょう。一方で副腎の1日のリズムを見ると、午前5時から8時くらいからコルチゾールの生産と分泌が上昇するとともに副腎の働きが立ち上がり、昼に向けて上昇します。その後、午後9時くらいにかけてコルチゾールの生産と分泌量は低下し副腎の働きも低下し、就寝後から翌朝にむけての休息期にはいります。つまり、これから1日がスタートするために「全能の臓器」とのいえる副腎にスパークが入る朝、コルチゾールの分泌量を抑えてしあうには充分量のビタミンCを飲んでしまうことは副腎の働きにも影響を及ぼすことにもなるわけです。逆に、夜間にストレスが多く感じられた日や、夜間にジムで筋トレをしコルチゾールが過剰に生産されたような場合では、積極的にビタミンCを飲むことは、アドレナリンのダダ漏れの副腎興奮状態を抑えるためには有効だと考えます。こんな研究報告は世界中探しても検索できないかもしれませんが、うつ症状をはじめ、副腎疲労にかかわる症状を持つ人や、朝から元気があがらない人には、朝一番で10000mg以上のビタミンCを毎日飲んでいるなんてことがあっても不思議ではないかもしれませんね。