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第1308回 黄班変性とコレステロール

1週間のお盆休みを頂き、今日から始動です。
それにしても、口に出すのもはばかるほどの暑さですね。通勤途中のラジオで聞いた話では、この7月の平均気温は例年よりも4℃も高かったそうです。気温が1℃上昇すると、消費が増加し、1800億円の経済効果が生まれるそうです。この7月はざっと7200億円の経済効果があったと言うことになります。つまり、決してアベノミクスの影響では無い可能性が高いということになるのでしょうか。一方で厄介なのは、亜熱帯化が進むことで、本来であれば日本では奄美大島あたりが北限とされていたマラリアを媒介する蚊が、九州でも確認され始めているという実情で、気温が2℃上昇し、それが慢性化することで、マラリアを媒介する蚊の北限は東海近畿地方まで広がるそうです。

さて、今日は。日本でも増加しつつある黄班変性についてです。
皆さんは黄班変性という目の症状をご存知でしょうか? ネットの検索で「黄班変性」と検索していただくと、詳細が理解できると思いますので、ここでは詳しい説明は省かせていただきますが、網膜にある黄斑〈おうはん〉が何らかの原因で機能が低下またはなくなり、視力や視野が低下する症状です。新聞や本を読んでいるときに、文字が隠れて見えない部分があったり、縦横の線がゆがんで見えたりする症状があり、失明にいたることがあります。

2010年5月、アメリカの学会誌で発表された黄班変性に関する研究報告によると、コレステロールの代謝が悪く、総コレステロールが慢性的に高い状態を続けると、黄班変性、特に加齢とともに増える加齢性黄班変性の原因をつくるという報告がでました。この報告によれば、コレステロールが高い状態を継続させてしまうことで、黄班変性だけでなく、視力や視野の働きかかわる目の機能に影響をあたえるとも報告しています。

ネットを検索すると、簡単に黄班変性の症状の1つでもある、文字の欠けや線のゆがみの自己チェックが紹介されているサイトがいくつかありますので、最近、目が疲れる、文字を読むと頭が重くなる、新聞の文字が見えない部分がある、線がゆがんで見えるなどの自覚症状があるは方は是非チェックしてみるといいでしょう。

その上で、コレステロールを高く維持しないような食生活を考えることも重要です。かりにこれらの症状がなくても、50歳を過ぎている場合には、備えのためにコレステロールが高くならないような食生活を考えていただくべきだと思います。
by nutmed | 2013-08-19 09:10