第1348回 クランベリーの機能性 その4膀胱炎の改善

前回紹介したように、膀胱炎の原因のほとんどが、大腸菌による感染が背景に存在します。このバクテリアの感染による膀胱炎を放置しておいたり、適切的確な処置、予防を行わず、慢性化する状況をつくることで、膀胱炎だけでは済まなくなり、膀胱の上にある腎臓における大腸菌などのバクテリアの感染を招き、急性腎盂腎炎の発症にも繋がることがあります。したがって、膀胱炎の日常的な予防と、的確適切な治療が、急性腎盂腎炎の予防にもつながるわけです。
前回紹介した、クランベリーエキスが、どのように膀胱炎の閉経にある大腸菌の感染を阻止し、症状の改善と予防に作用するのかについて、動画でもう少し詳しく見ていただきます。


この動画を見てもらうとわかるように、クランベリーに含まれるアントシアニジンとD-マンノースの作用によって、大腸菌が線毛を足掛かりにして、膀胱の壁の細胞表面に感染しないように、大腸菌を包み込むようにして、尿と一緒に流れ去ってもらうことで、感染を防ぎ、膀胱炎の症状を抑える仕組みです。
大腸菌の感染拡大で、急性の膀胱炎症状が酷い場合には、その急性症状の背景にある大腸菌の殺菌による炎症拡大を防ぐ必要があることから、抗生物質の使用も必要になると思いますが、膀胱炎を繰り返し発症する経験のある人、中高齢者では、日常的な大腸菌の感染予防こそが、最大の膀胱炎の治療でもあると思います。
私がアメリカで栄養療法のトレーニングを受けていた時に、お世話になったクリニックの婦人科のドクターが、膀胱炎の症状を訴えて来院する女性の患者に、クランベリーエキスとD-マンノースを処方し、「3日間これを飲んで症状が治まったら、抗生物質は飲む必要がないです。その後は、毎日乳酸菌を飲んで、10日間クランベリージュースを毎朝コップ1杯を飲むようにしてください」と指導していました。事実、この方法で、膀胱炎症状を訴えて来院する女性のほとんどが症状の改善をしていました。
一方で、私の師匠でもあるDr.ジョナサン・ライトが「大腸菌由来の膀胱炎の症状改善と予防のために、クランベリージュースは有効である反面、クランベリージュースに含まれる糖分(フルクトース)も見逃せないので、クランベリーの有効成分であるアントシアニジンやD-マンノースが抽出されたエキスのカプセルを摂る方が効果的だろう」とコメントしていました。私もこの意見には同感ですし、また、日本では100%輸入のクランベリーに依存していることから、100%果汁のジュースは比較的高価で、継続に際しての経済性と持ち歩きの至便生に欠けることが難点です。
2年前から、クランベリーのサプリメントの設計企画に着手してきて、昨年秋にようやく高品質なクランベリーエキスに巡り合い、今年の3月にクランベリーエキスサプリメントの商品化にこぎつけました。
今回、このクランベリーエキスサプリメントのモニターを募集し、簡単なアンケートに回答していただくモニターキャンペーンを行うことにしました。
この詳細は次回に紹介します。
by nutmed | 2014-04-15 10:37