第1358回 アイルランドより嬉しい報告メール

今朝は、アイルランドから嬉しいメールが届きましたので、是非皆さんにも紹介したいと思います。

今からちょうど1年前にアイルランド在住の日本人女性から、アイルランド人のご主人の体調不良についてのからカウンセリングが依頼されました。 以前にもアメリカアイダホ州在住の日系アメリカ人の女性~カウンセリングを依頼されたことはありましたので、前回同様、Skpeを使い、時差を考慮してのネットカウンセリングを行いました。アメリカの女性のケースとの違いは、ご主人とのカウンセリングがメインになるため、全編英語でのカウンセリングでした。
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「昨年、一番大変だった時の慢性疲労、副腎疲労のような慢性的な疲労感、消化不良などの症状に、佐藤先生のカウンセリングは本当に支えでした。お蔭様で先生のアドバイスなども続け、彼は先月から仕事復帰することが出来ました。秋に天気の悪いアイルランドを離れ、気候のいい南インドの海辺に3ヶ月ほど滞在したのも、良い影響を与えてくれました。

まだゲップが出たり、首の痛み、消化不良、少しの疲労感はあるのですが、去年よりかなり回復しました。
私としては、まだ全快とは言えない彼がまたパソコンに囲まれてIT(ソフトウェア関係)の仕事をするのは、
とても心配なのですが。
1年半のブランクにも関わらず、スキルを高評価し採用してくれた会社で、彼は自信を取り戻したらしく、
その自信が彼の精神にもポジティブに影響しているようです。

緑の多い場所に会社があるので、天気のいい昼休みは、先生に伺った、素足で芝生を歩いたりしています。
無理をするとまた再発するのではないかと私は不安なのですが、なんとか1ヶ月、無事に通勤できております。
昨年何度もメールやスカイプでカウンセリングして頂きましたこと、改めて心よりお礼申し上げます。
またお願いすることもあるかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

本当に、心から良かったと思うと同時に、遠い異国で生活する人の役に立てたことは、私の喜びであり、宝物です。

私が、副腎疲労と、そこから派生するメンタルや食物不耐性の症状が作られる過程と背景を、クライアントさんに説明し、理解してもらう時に説明する内容を以下に紹介しておきます。
副腎がダメージを受けて副腎疲労に至る経過は、ゴム紐に例えて見ると分かりやすいと思います。人間が生きると言うこと、仕事をするということ、対人関係を続けるということは、ストレス以外の何物でもなく、それらの行為の際には、多大な緊張や責任を伴うもので、常に緊張を持つ状態でもあり、それらがすべてストレスになります。緊張が存在している間は、ゴム紐がピンと張りつめられた状態でもあります。ゴム紐は、木綿や鉄でできた紐とは違って、緊張が解けたときに、元々の長さには戻ることはなく、張りつめられた状態、つまり緊張というストレスにさらされている時間が長く、慢性化すればするほど、ゴム紐の伸び代は大きくなり、元々の長さよりもゴムひもは伸びて長くくなります。この伸びてしまった伸び代が副腎へのダメージと考えてください。不幸にも、多くの人間はゴム紐がどれだけ伸び切ってしまっているのかに気付かず、それ以上伸びることができない状態まで行ってしまうことが、副腎疲労の背景です。シビアな症状が出る以前に、些細な自覚症状(体内からのアラート)に気付いていれば、適宜にゴム紐の緊張を緩めてあげることが十分できるのですが、それに気付かず伸び代の弛みが大きくなった分、副腎のダメージも増えて、体調は悪くなります。当然時間をかけて作ってしまったこの弛みが元に戻るには、時間もかかります。
私のここ1年間の副腎疲労の症状改善のカウンセリングでは、この内容を説明し、今自分がどのような状態なのか、またそれがどのようなけいかでつくられたのかを探り、理解してもらうことから始まります。
最近、副腎疲労についての書籍が増えていることや、ネットや雑誌デモ特集されるようになったことは、副腎のダメージに目を向けてもらうチャンスが増えたことでは喜ばしいことです。
しかし、感染症や中毒症のような急性症状ではないがゆえに、血液や尿検査で簡単に判定することは難しく、副腎のダメージがどのように作られてきたのかについては、自分自身が症状の原因追求のために、積極的に参画をして、原因を探ることが重要になります。少なくとも「この設問の⑤つに該当する場合、あなたは副腎疲労かもしれない!」というような簡単なことではないということは言えるでしょう。
by nutmed | 2014-06-19 12:43