第1361回 アメリカ出張中のトピック

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先週3日から、アメリカ出張中です。昨日はロスアンジェルスから南東に下り、アーバイン(Irvine)にきています。日本では七夕ですね。連日の晴天の南カリフォルニアなら、あまのがわは綺麗にみえます。
アメリカには栄養療法の研究会とサプリメント工場での打合せの目的できていますが、今回の大きな話題は2つで、1つ目は、アメリカがここへ来て本格的にトランス型脂肪酸の規制を始めることです。すでに諸国、特にデンマークを中心に、加工食品におけるトランス型脂肪酸の厳格な規制がスタートしていますが、アメリカもニューヨーク州をはじめとして、今後全米で、トランス型脂肪酸の厳格な規制をスタートする方針を固めて来ました。テレビや雑誌でも、トランス型脂肪酸の健康被害の影響の紹介は積極的に行われています。アメリカでは、10年ほど前にもトランス型脂肪酸の規制に連邦政府が乗り出すのではと言う動くがありましたが、大手食品メーカーなどの猛反発があったようで、実現しませんでした。ここへ来て、死因を含めた健康被害の背景に、トランス型脂肪酸の存在が少なくないことが、動物だけでなく人の研究調査によって明確になってきたこととともに、医療資源の抑制策も考慮されての動きになったものと考えらます。
日本でも数年前に、せいふとしてのトランス型脂肪酸の規制をスタートするうごきもありましたが、結局見送られた経緯があります。今回のアメリカの動きは、日本にも確実に影響を与えることでしょうから、さほど遠くないじきに、日本でもトランス型脂肪酸の規制が打ち出されるものと考えますし、それ自体は大歓迎なことですね。
2つ目は、この15年間、私が一貫して訴え、啓蒙して来ました、「消火分解と吸収」を再認識したしょくじの仕方、特に胃酸と消化酵素を伴った食事の進め方が、ここアメリカでも重要で不可欠なプロセスとして日常生活の中に積極的に取り入れようと言う動くが高まってきています。
1昨日訪れたロングビーチにある旧知の栄養療法医師のクリニックで聞いた話では、日本で言うところの「食育」啓蒙のプログラムのなかに、咀嚼の意識と共に、胃酸の分泌状態を自宅で定期的にチェック確認し、消化分解を促進させる食事を進めることを積極的に行っているそうで、この動きは歯科医、西洋医学の医師、カイロプラクターなどもきょうりょくして行っているとのことです。
最大の目的は、食材を正常に吸収させることと、口から腸に至る消化管の粘膜表面で、食物不耐性やセリアックなどの状態を作らないようにするためです。
これは、まさに私が以前からけいもうしてくたきとそのものであり、古くから日本の食事環境のこんていにあったものです。
とかく、食材、栄養素の良し悪しばかりに注目することが多いにほんじんですが、しょくざいや栄養素、果てはおーがにっくなのか否かという問題を問う以前に、自分の消化分解と吸収能力が十分にあるのじゃ?、またそれを向上させるための方法と日常的なチェックぬついて、もっと目を向けてほしいものですね。
by nutmed | 2014-07-08 00:41