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第1365回 亜鉛不足野深刻な状況 その2

亜鉛不足の深刻な状況の2回目です。
昨日の説明の中で、亜鉛が足の臭いの原因である可能性について説明しました。今朝までに、同じ質問のメールが141通届いています。質問内容は「足の臭いの原因は水虫だと思っていましたが、水虫の人も亜鉛が足りないのでしょうか?」
水虫の原因はカビの仲間の真菌で、亜鉛不足が直接的に水虫の原因ではないです。ただ、水虫に感染した後に、患部の皮膚細胞のダメージを修復するためには亜鉛も必要になります。
亜鉛不足が進行する背景には、カルシウムや鉄などのように国民が目につくようなインパクトのある情報流布がないことがあると思います。
アメリカやカナダでは、40年も前から、10月になると、子どもの風邪予防の目的で、ドラッグストアの店先に並ぶのが、亜鉛とビタミンCが配合された飴やトローチですので、子供のころから亜鉛の役割と大切さは広く啓蒙されています。
亜鉛が不足することで現れる症状を昨日紹介しましたが、実際にこれらの症状が現れたところで「亜鉛不足かな?」と疑う人はわずかでしょう。その原因の1つは国民への亜鉛摂取の啓蒙であり、1つは、亜鉛が不足している状態か否かを簡単に確認できるような方法(ものさし)を提供されていないことだと思います。
最近足の臭いが強くなったから、ニキビが治りにくいからといったところで、わざわざクリニックや病院に行って、血液で亜鉛を検査しようと思い立つ人は、この日本では皆無でしょう。
しかし、現代人の食事内容、食事の仕方をみるにつけ、また多くの成人が持っている症状をみるにつけ、亜鉛不足の状況はジワジワと進行していると思われます。
アメリカのコロラド州ボルダーでクリニックを開業している、私の友人のドクターが30年以上にわたってクリニックで使っている、亜鉛不足確認のための簡単なチェック方法を、10年ほど前に伝授してくれましたが、クリニックに出向く必要もなければ、採血をする必要もない、自宅でできる簡易方法で、私もよく使っている方法があります。 この方法は亜鉛という金属を口に入れると、独特の金属の味がする性質と、亜鉛が舌で感じる味覚の機能には不可欠であることを利用したもので、100%の判定とはいかないまでも、場合によっては血液で亜鉛を分析するよりも確実だったことは私も経験しています。
アメリカでは亜鉛の液体タイプのサプリメントが売られているのでそれを使いますが、日本にはないので、市販のカプセルタイプの亜鉛サプリメントを使います。カプセルの中身の粉をコップに入れた30ccほどの水に入れてスプーンでよく書きなぜます。
コップの中の液体を一気に口の中に入れて飲みこまずに口の中をゆすぐようにして。20秒後に吐き出します。この時に、金属の味がしたり、渋味、苦味を感じた場合には、亜鉛の不足はないと考えます、一方、これらの味を一切感じなかった場合には、レベルは別としても亜鉛の不足の傾向にあり、現在、現れている様々な症状の背景に亜鉛不足による可能性を疑います。100%の確定ではないものの、この簡易チェック方法ならば、個人で自宅で行える亜鉛不足確認のものさしになるはずです。
昨日紹介した亜鉛不足の症状が現れている可能性を感じる方は、一度自宅でできるこの簡易チェックを行い、チェックしてみることをお勧めします。また、日常的に亜鉛不足にならないように自分のものさしを持つことを実感してください
by nutmed | 2014-09-18 10:12