第1385回 子宮筋腫と緑茶

今日は、私の友人でアメリカのコネチカット州で栄養療法クリニックを開業しているドクターからのメールでもらった、子宮筋腫予防についての内容です。
彼からもらった情報では、緑茶に含まれるEGCG(エピガロカテキンガレアート)には、子宮筋腫の原因となる子宮平滑筋の線維化による腫瘍(良性)の形成を防ぐので、他国に比べて緑茶を多く飲む日本人女性には、子宮筋腫の発生率が少ないのではないか?というものでした。
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確かに、この10年間に、動物実験によって、緑茶に含まれるカテキンには、子宮平滑筋が線維化することを抑える効果があることが報告されてきました。
子宮筋腫が形成される背景には、エストロゲンとプロゲステロンの刺激によって起こり、エストロゲンが線維化の成長を促進すると考えられています。
緑茶に含まれるカテキンにが子宮の線維化を抑えるしくみは、子宮の平滑筋が線維化を形成する時に働く カテコール-O-メチル基転移酵素(catechol-O-methyltransferase, COMT)と呼ばれる酵素の働きを抑制すると考えられています・
従来は動物実験での報告例がほとんどでしたが、2013年⑤月に、エジプトの研究チームが、人によるカテキンの子宮筋腫形成予防効果の検討結果を報告していますが、従来の動物実験同様のカテキンの有効性が報告されています。
発表論文はここ
女性にとって、特に出産を経験している女性ではなおのこと、子宮筋腫の発生率は低くはないと思われます。緑茶に含まれるカテキンの機能性は、日本デモ今までにたくさん報告されていますが、改めてカテキンというポリフェノールの持つ機能性を再認識して、日常生活に積極的に取り入れてみてもいい素材だと思います。
by nutmed | 2015-02-17 13:56