第1402回 アスパラガスの効用

州の時期を少し過ぎてしまったような気はしますが、今日は初夏の旬野菜アスパラガスの効用についてです。
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 街の八百屋でもマーケットでも、今の季節の主役の野菜の一角にはアスパラガスがありますね。私が、今の時期にアスパラガスをたくさん食べることをお勧め する理由には、アスパラガスには、利尿作用があり、体を構成している水の循環を積極的に行うことで、腎臓、副腎、心臓の働きをリフレッシュし てくれることのほかに、アスパラガスに含まれる強力な抗酸化作用を持ったアミノ酸複合体のグルタチオン、それに水銀、鉛と言った重金属の排泄を促してくれる硫黄成分が含まれまれている優れた機能を持った野菜であるからです。これ以外にもアスパラガスには様々な機能性成分が含まれていることが分かってきて、がんの予防、抗炎症作用、糖尿病の改善などに有効な成分が多く含まれています。
・がんの予防作用
アスパラガスに含まれるサポニンという成分には、非常に強力ながん細胞の成長抑制作用が2009年に報告されています。少し前に日本でもブッロコリの種から育てたカイワレ大根のようなブロッコリスプラウトが話題になりました。話題になった背景には、ブロッコリスプラウトには、がん予防、抗酸化作用、ピロリ菌除菌作用が確認されているスルフォラファンが含まれているためですが、アスパラガスにもこのスルフォラファンが含まれていることがわかり、アスパラガスもがんの予防には有効な食材であると言えます。
・抗炎症作用
グリーンアスパラガスはルチンが豊富に含まれています。ルチンはお蕎麦にも含まれていることで知られている機能成分ですが、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用のほか、炎症を抑える強力な抗炎症作用があることが確認されています。
・糖尿病症状改善作用
アスパラガスにはインスリンの生産を促進する働きがあることがwかりました。ただし、この作用は、多くの人が敬遠してしまう硬い茎の部分で確認されています。つまり、血糖値が気になる人はアスパラガスの茎の部分もしっかりと食べることが肝要ということですね。
このほか、アスパラガスにはアルツハイマー予防効果があるとされているフェルラ酸という物質が豊富に含まれていることがわかりました。未だに心配の種でもある放射性物質が恐ろしいのは、それらの物質が強力な酸化物質として、細胞の働きに損傷さ与えることにあります。また、知らず知らずに体内に侵入してくる重金属の体内汚染も同様です。私たちを摂ります生活環境を考えると、積極的な予防は不可欠であり、アスパラガスの持つ機能はまさに中高年の方が、生活習慣病だけでなく、記憶力、集中低下の予防に最適な心強いスーパーベジタブルと言ってもいいでしょう。
今からが旬のアスパラガスです、その力と恩恵を受けてみない手はないですよね。
これらの機能成分は熱にもh格的安定した物質なので、アスパラガスを炒めても茹でてもいいでしょう。この時期から気温が一段と上昇し、汗をかく機会が増えるので、水分を飲む量も増えますね。その分体内に溜まった有害物質などの不要なものを尿からの排泄を促してあげることも新陳代謝が向上しますので、アスパラガスはお勧めの素材です。
最近私がやっているのはアスパラガス全ての恩恵をもらえるジュースです。台湾や香港には「蘆筍汁」というアスパラガスのジュースが販売されていますが、日本では見かけませんね。アスパラガスだけだとどうしても味がいただけないので、リンゴとニンジンを一緒に入れて搾っています。 ジュースじゃなくてもスープで他の野菜と煮込んでいただいてもいいですね。
どうぞ、皆さんもお試しください。 くれぐれも尿量が増えることを考慮して摂る時間を考えてくださいね。
by nutmed | 2015-07-02 09:30