2015年 10月 26日
第1410回 Postbioticsサプリメント ASIBO
さて、今日は、私が1年余り開発に時間をかけてきたサプリメントの紹介をします。 このサプリメントのコンセプトは「Postbiotics」(ポストバイオティクス)といい、従来からある乳酸菌を主体とするProbiotcss」(プロバイティクス)とは異なります。
早速下のイラストを見てもらうとわかるように、Proとは英語で「前」とか「以前の」という意味の接頭語で、Postとは「後ろ」とか「以後の」という意味の接頭語です。どこを基準にして「前」と「後ろ」なのかと考えた場合、それは細菌(この場合には乳酸菌)が腸に到達したことを境にして考えるべきでしょう。
今日の話のテーマであるPostbioticsの主役になるのは、生きた乳酸菌ではなく、乳酸菌が造り出す機能性タンパク質で、これを「バクテリオシン」と言います。バクテリオシンは決して新しい物質ではなく、1928年にイギリスのフレミングが発見した人類初の抗生物質「ペニシリン」は、青カビが作ったバクテリオシンですし、近年になって食品の防腐保存剤として使用される添加物の中にはバクテリアが作ったバクテリオシンであるものが増えています。
バクテリオシンの働きには大きく分けて3つの働きがあると考えられていて、下のイラストの様な働きが確認されています。
バクテリアを殺菌する作用のほかに、乳酸菌と言えば多くの日本人がイメージするようになった「免疫力の向上:や「善玉菌を増やす」作用の一端もこのバクテリオシンが担っています。
私の栄養カウンセリングにこられるクライアントのなかにも、便秘や腹部膨満、ガス(おなら)、貧血などで悩む人(多くは女性)がこの⑤年で非常に増加しています。一方、これらの人たちのほとんどが乳酸菌のサプリメントやヨーグルトを摂っていますが、改善を実感できたという人は想像以上に少ないことにも驚きます。
私は、その原因には、以下の2つの背景があると考えてきました。
1.Probioticsに注目し過ぎるあまり乳酸菌の恩恵を受けるPostbioticsの環境が低下している
2・食生活やストレスの環境から想像以上に先住者としての悪玉菌(グラム陰性菌)の繁殖が強い
これらの背景によって、乳酸菌の繁殖が旺盛にならず、乳酸菌が作るバクテリオシンの恩恵を受けにくくなっているのだと考えています。
ようやく今日の本題になりますが、このPostbiotivsの環境作りに注目して開発したのが強紹介するサプリメント「ASIBO(アシボ)」です。ASIBOは様々な性格を持ったバクテリソインを生産する乳酸菌を培養してつくったものです。
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