2015年 10月 30日
第1412回 腸内環境とバクテリア
しかし、食事後の胃酸の生産が十分でなく、pHが十分に酸性に傾向していない場合には、十二指腸、小腸におけるグラム陰性菌の繁殖を助長することになり、腹部膨満、便通不良、ガスの発生のみならず、栄養吸収障害、貧血などの栄養のステータスに関わる原因にもなりえると考えられます。
最近になってようやく日本でもネット等でも「消化と吸収」のことが話題になりつつあることは大歓迎である一方、それらの掲載記事や抄録を見ると、胃酸、SIBOについて説明されているものが皆無なことは残念です。