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第1433回 意外に多い過敏性腸炎(IBS)

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私が栄養カウンセリングを行っている神尾記念病院と青山外苑前クリニックで、この2年間で顕著に増えていると感じているのが過敏性腸炎(IBS)の症状を持ったクライアントさんです。
今回はIBSの見分け方についてです。腸の動きと腸内の環境、そしてホルモン、ストレスに深くかかわっているIBSについては、見分け方がなかなか難しく、便秘や下痢が続くからと言って単純にIBSというわけにはいかないことも事実です。もっともIBSという名称自体、「症候群」ということで病気ということではなく、いくつかの症状が適合した場合の状態を指すものです。

それでもIBSと言えば便通と下腹部の痛みが大きな特徴となると思います。
日本でもIBSの認知が広まり、消化器内科などでは血液検査(血算、電解質、肝臓機能など)と便検査(潜血、細菌培養など)、大腸内視鏡を行って診断する施設も増えているようです。
私がトレーニングを受けたオレゴンにあるクリニックでは以下の設問の内、2つ以上に該当した場合にはIBSを強く疑い、血液と便の検査を実施してもらっていましたが、この設問はIBSの診断ヒアリングとして米国ではポピュラーに行われているものです。

・この1年間で継続して以下の2つ以上に該当しているか否かを確認してください。
1、排便後に精神的に安心感がある
2、症状がではじめたのは便通が変化したときからである
3、症状がではじめたのは便の形、色、においが変わったときからである
4、便通は多い時には1日に3回以上あり、少ない時には週に3回以下しかない
5、ウサギの糞のように固い便と水状の下痢便が多くバナナ状に形のいい便はほとんど見られない
6、便意を催す時はトイレに駆け込むほど我慢ができない状態が多い
7、便の周囲に粘った膜のようなものが見られることが多い
8、下腹部に痛みや不快感を感じることが多い
by nutmed | 2016-03-09 16:52