予防のスタートは、日常のセルフヒストリーチェックから

予防という言葉が叫ばれて久しいですが、多くの皆さんは、頭では予防がわかっていても、症状が慢性化し何らかの症状が突出しないと気が付かない(気が付いていてもなんらアクションを起こさなない)人がおおいのではないでしょうか。私もそのうちの1人だったことが今回の入院生活でいやというほどわかりましたが・・
私が栄養カウンセリングを行っていたり、栄養相談をされたり、セミナーで質問を受ける内容を聞いていると、多くの人が「なにについて、どのように予防策を講じていいかわからない」でいる。いわば「予防ジプシー」であるように感じることがあります。
慢性化した症状は突然悪化するわけではなく、時間をかけてゆっくり着実に進行して、やがて顕著な症状として現れくるものです。症状が現れたときに、その症状を診断し治療に当たる現代医療の医師は、目前にいる患者の症状をいち早く抑える、消滅させることを第一義に考え治療にあたりますが、多くの場合、その症状が作り上げらえた過程や背景にはあまり注目はしません。ましては、その背景に栄養の過不足だけでなく、消化分解、吸収の機能がかかわっているところまで掘り下げて観察してくれる医師は、栄養療法などを専門的に実践している医師以外では稀ではないでしょうか。
本来、予防という考え方の基本は、「結果として表れた症状に陥ることを未然に防ぐ」ことですから、慢性化した症状を直視し、検査データーでそれを探ろうとしても、本来の予防策を企画するおとは、原因、つまり症状を作り上げた過程が十分い理解できていなければ、予防のアクションにはならないと思います。
慢性化した症状の診断、治療、ケアのプロフェッショナルである現代医療が最大の効果を発揮するためには、患者となりえる誰もが、日常の生活や食生活、メンタル状態などの過程「ライフプロセズ」を意識をするだけでなく、日ごろから、症状が出た場合に、それ以前のライフプロセスの記憶をすぐに辿れる環境をもつことが大きなアドバンテージになると思います。
すでに多くの皆さんが気づいているはずですが、目前にある症状の治療のプロフェッショナルである医療施設では、診断された病名はことなっていても。症状が非常に似ているものや重複している症状が多い、例えば、発熱、痛み、下痢、便秘、記憶力低下、不眠、貧血など列挙すれば果て無く続きます。実際病名は異なっても、多くの場合、症状から治療方法が決定するために、処方される薬や処置の方法手順が同じであることは珍しくありません。
例えば、このところ特集テーマにしているカンジダ菌症も典型的にあその1つといえると思います。
いかに上げるのはカンジダ菌症のイェン系的な症状です。
  1. 原因不明の便秘、下痢、ガス
  2. 不眠や中途覚醒があり熟睡感がない
  3. 肌の炎症や原因不明の発疹、蕁麻疹、酒さや湿疹が定期的にある
  4. 歯ぎしりが酷い
  5. 筋肉や関節に痛みが常にある
  6. 疲労、うつ、または頻繁な無関心、無気力、集中力ん低下
  7. 食後に満腹感を感じることがない
  8. 鉄欠乏性貧血と診断されているこれらの慢性化した症状をこれらの
これらの慢性化した症状を訴えて医療機関を受診して、これらの症状の背景にカンジダ菌の繁殖を疑うことは非常に稀でほとんど話題には上がることはないと思います。
私の友人で日本の某大学病院の内科医に以前こんな質問をしたことがあります。「なぜ日本ではカンジダ菌症がポピュラーに扱われないのか?」彼の答えは明快でした。「もちろん入院患者の感染症、特に院内感染予防の観点からカンジダ菌を定期的に検査確認することはあるが、外来でケアするような慢性症状の患者にカンジダ菌が原因と考えるケースは稀だ。それは頭から慢性症状の原因にカンジダ菌を疑う優先順位はかなり低いからだと思う」
改めて、予防策を講じて慢性化した症状がくぁっかしないようにするためにも、日常のライフプロセスは、的確な治療、食生活の改善の重要な道しるべであると思います。

by nutmed | 2017-06-13 21:35