2017年 06月 15日
遅発性近筋肉痛とカンジダ菌について
アスリートにも同様にDOMSは起こりえます。
運動刺激によって、体内では様々な化学反応およびホルモン反応が誘発されます。また、これらの反応から生じる筋肉損傷は、筋肉の損傷を悪化させ、筋肉の修復再生時間を延ばす炎症性および酸化反応を招きます。同時に高負荷の運動は、視床下部 - 下垂体 - 副腎を刺激し、コルチゾールおよび他の異化ホルモン(カタボリックホルモン)の放出を刺激します。
カタボリックホルモンは、脂質およびタンパク質の分解を介して糖新生の基質を動員することにより、増大したエネルギー需要を満たすように機能するため、筋細胞の損傷を間接的に引き起こします。
アスリートにとって日常的な高負荷動運動は、通常、DOMS、炎症、免疫系抑制、酸化ストレスの程度が高いとされていますが、軽度から中等度の運動は、通常、免疫系を強化すると報告されており、明確な運動強度プログラムによって負荷をコントロールすることによってDOMSや炎症を避けることができます。
一方、多くのアスリートがあまり注目していないポイントがあり、慢性的な炎症の存在です。慢性的な炎症が体内環境の根底にある状態の場合、軽度から中等度の負荷運動でさえ、DOMSや炎症が悪化し、思いのほか記録が伸びなかったり、結果が伴わないことは少なくないと思います。
慢性的な炎症の原因として考えられるのは、傷や感染症などがありますが、これらの原因は比較的発見しやすい原因ですが、日常的にあまり気が付かない原因の1つが、カンジダ菌の増殖があると思います。
アスリートにとっては日常的な、関節の制限、痛み、腫れおよび炎症、体重増加、疲労、血糖不均衡、栄養不足、運動後の回復期間の遅れなどに対して、従来の改善方法や治療方法では結果が出ない、改善が見られないようなことは少なくないと思います。
このような場合はもちろんですが、日常的にカンジダ菌の異常な繁殖