ビタミンCについて その4

連休最後の今日は想像していたほど関東には台風13号の影響はなかったようですが、九州では被害が大きかったようで大変でしたね。今年は台風は多いのかな・・
さて、今日はビタミンCの優等生の話をしましょう。最初にお断りしておきますが、これからお話するビタミンCの素材は残念ながらまだ日本では食品として許可されておりませんが、近い将来日本にもお目見えすると期待しています。もちろん個人輸入やアメリカ旅行のときに購入することはできますが。
現在市場で販売されているビタミンCのほとんどが合成されたアスコルビン酸を使用していますが、これから紹介するエスターCは、ミネラルなどを溶媒とした製法で作られていないため、同じアスコルビン酸でありながらpHが中性で体内吸収が通常のアスコルビン酸に比較して非常に高いというものです。
その最大の特徴であるpHが中性(7.0)であるということは胃腸に大変優しいビタミンCということがいえます。
現在一般に日本で市販されているビタミンCのpHは以下のとおりで・・・・
合成アスコルビン酸
pH 2.1~2.6
Bufferd VC (バッファード)
pH 5.1~5.6

そのpHは2.1-2.6で強い酸性を示します。また、最近見かけるようになったBufferd(緩衝)ビタミンCでも、pHは5.1-5.6です。通常、アルカリ環境である腸にpH5.0以下の酸性を帯びた食品が摂取されることによって腸を刺激し、下痢やガスがたまるなど、不快な症状を招くことが少なくありません。ビタミンCを飲んで下痢をする人の原因の多くはこのpHだったんです。
おまけにこのエスターCは水抽出による特殊な製法で製造(実は特許がとられている世界で始めてのビタミンCです)された中性物質で、腸の刺激もないだけでなく、通常のアスコルビン酸に比べ、吸収率がずば抜けて高く、アスコルビン酸のリサイクル能力が高いということです。

摂取24時間後の数値を調べてみると、エスターCは通常のビタミンCに比べ、組織内には4倍、白血球内には2倍残留しており、逆に排泄量は3分の1と吸収代謝効率が非常に優れていることが最大の特徴なんです。

もし、アメリカ本土やグアムなんかに旅行する機会があったら、サプリメントショップでこのエスターC(Ester-C)を購入してくるといいですね。
by nutmed | 2006-09-18 23:05