ケルセチンと酵素

昨日は20年ぶりくらいに江ノ島へ行ってきました。ブラッと海を見になんていうもんではなく、仕事です。久しぶりに海風にあたって気持ちが晴々しました。
さて、今日はケルセチン(QRC)と酵素についてお話しましょう。
今日のテーマの1つであるブロメラインは、一般にはたんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素の1つで、パイナップルの茎から抽出された成分です。ブロメラインは、食物のたんぱく質を分解してくれる酵素でもありますいが、空腹時に服用することで、その約40%が血中に吸収され、血液凝固因子(フィブリノーゲン、およびフィブリ)に作用し、血液の凝固促進作用を持っています。このほかブロメラインには、炎症を抑える作用を持つブロスタグランディン ( PGs )という物質の産生を促し、同時に炎症作用を持つブロスタグランディンの産生を抑える働き、つまりスイッチを入れる作用とスイッチを切る作用を持っています。
さて、ここからがQRCとのかかわりについての本題にはいります。
一般的なアレルギー症状は、かゆみ、発疹、痛みですが、これらの症状を引き起こすのが炎症性のブロスタグランディンなんですね。少し矛盾を感じましたか?そう、プロスタグランディンは抗炎症作用があると言いましたが、プロスタグランディンには炎症を引き起こす作用を持った仲間がいるんです。これをPG-1といいます。
QRCには、ぜんそく症状の背景にある、遅延型アレルギー反応物質として知られている、炎症性のブロスタグランディン(PG-1)、と同じ炎症を引き起こす物質トロンボキサンという物質の形成と放出を抑制する働きがあるんです。ですからQRCとブロメラインを一緒に摂取することで相補的な働きによって、アレルギー性反応の炎症を抑制する作用が期待できるということになります。また、QRCの作用は、ブロメラインの働きによっても増幅されるだけでなく、ブロメラインによって吸収が高められることがわかっています。
花粉症やアトピーで悩んでいる方はこのブロメラインとQRCのコンビネーションを試してみてはいかがでしょうか。

日本ではまだまだブロメラインもQRCも一般的ではない素材ですが、前回お話したようにタマネギとブロメラインを豊富に含んだパンアップルをお試しください。なるべくならパインアップルジュースよりも生のパインアップルをお勧めします。
by nutmed | 2006-09-28 11:17