ケルセチンとビタミンC

9月19日のブログに詳細を説明していますが、ここで復習の意味も含めておさらいしましょう。2つの電子を持つアスコルビン酸は、体内でフリーラジカルを中和させるためにこの電子を使い、ジヒドロアスコルビン酸に変化します。この時点で、2つの電子が再びジヒドロアスコルビン酸に供与されことができれば、アスコルビン酸に変化し、ビタミンCのリサイクルが可能となるわけです。
QRCは、自身がジヒドロアスコルビン酸に電子を供給することができるだけでなく、エネルギー生産工場でもあり豊富に電子を蓄えているミトコンドリアの機能を活性させる働きを持っているため、ビタミンCのリサイクルには不可欠な成分でもあるということがいえます。面白いことに、ジヒドロアスコルビン酸に電子を供給し、酸化したQRCは、アスコルビン酸からも電子を供給されることができ、ビタミンCがQRCのリサイクルにも貢献しています。つまりQRCとビタミンCは相補的な関係にあるということですね。
日本では見かけることがありませんが、米国のビタミンCのサプリメントにはこの相補的な関係を考えて、最適な抗酸化作用を発揮させるために、QRCを配合したビタミンCのサプリメントが沢山あります。少し手前味噌になってしまいますが、私の主宰している栄養医学研究所でも6年も前からビタミンCのサプリメントにはQRCをごっそり配合していますが、QRCを配合した場合とそうでない場合の摂取後1・3・6時間の尿中のアスコルビン酸量を分析すると、明らかにQRCを配合したほうが尿中のアスコルビン酸量が低い、つまり体内で作用いている時間が長いということがわかりました。
by nutmed | 2006-09-29 10:24