2006年 10月 13日
フラワーエッセンス療法
ここで少しフラワーエッセンス療法についてご紹介しましょう。
フラワー療法は英国の医者エドワード・バッハ ( 1886-1936 ) によって 1930 年代に開発されたホメオパス(同毒療法)のアロマテラピーの1カテゴリーで、「バッハのフラワー療法」として有名です。バッハは、野花には、人間の魂に親和性を持つ魂、または、エネルギーを持っていることを発見し、植物のもつ治癒能力に注目しました。彼は、花の花弁のエキスを純粋な水と混合し、エッセンスを作りこれをヒーリングに用いました。
バッハのフラワー療法で使用するフラワーエッセンスの作り方の基本は2種類あります。1つ目の方法は、「太陽浴法」といい、暖かい夏に燦々と太陽を浴びた花弁を使用するものです。バッハによれば、太陽の光の波長は地下水に花の持つエネルギーを転写する能力があると言います。
はじめに新鮮な地下水を汲み入れたガラスボールに花をさします。
次にこのボールを太陽のあたる場所に持っていき、2-4時間日光に浴びさせます。
その後、地下水から花を取り上げ、地下水と同量のアルコールをボールに加えますが、バッハはブランデーを使用していました。
このレメディーをボトルに小分けして保存しますが、フラワー療法で使用する場合にはこのレメディーをさらに水(精製水)で薄めて使用します。
2つ目の方法ですが、全ての植物が太陽を燦々と浴びて生長するわけではなく、また必要な花が必ずしも夏に入手できるわけではありませんので、この時期には花を煮出す方法を使います。
まず、花を地下水で煮出し、煮汁を数回ろ紙でろ過した液体を冷ましてから同量のアルコールを加えボトルに小分けしてストックします。あとは太陽浴法で作ったレメディーと使用方法は同様です。
こうして作られたレメディーを直接患部に塗る方法のほか、チンキとして服用させることもあります。フラワーセラピーでフラワーレメディーを使って治療する症状の多くは、痛みを緩和させる鎮痛作用ですが、そのほかストレス軽減、精神的リラックス、免疫向上の治療でも使用されます。フラワーセラピーで使用する花の種類は基本的に39種類あります。
最近、フラワーエッセンス療法とかフラワーレメディーセラピーの看板をあげるクリニックなどが少しづつ増えてきているようです。
フラワーエッセンスは個人でも比較的簡単に作ることができるので、インターネットなどで検索して一度試してみるといいですね。 特に、神経性の不調には効果があるようです。