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ステビアについて

今日から栄養医学研究所も仕事初めです。昨日は我が娘の成人式の送迎に駆り出され、最近話題の成人式を垣間見てきました。皆、晴れ晴れした顔をした若者ばかりなんですが、どうも私が成人を迎えた30年前(といってもカナダ留学中でしたが・・・)とは将来にいだく希望や夢が、現代の若者たちとは違っているような気がしました。

さて、今日は先日書いた、今年以降話題になる素材の1つ「ステビア」です。
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ステビアってのはこんな葉をした植物なんですよ。
ステビア(アマハステビア、学名: Stevia rebaudiana)は、パラグアイ原産のキク科の多年草で、草丈は50cmから1m前後、茎は白い細毛に覆われている。夏から秋にかけて、枝先に白い小花を咲かせます。かってペルーの先住民は避妊に使用したとされていますが、後の研究で避妊効果は否定されました。 ブラジル及びパラグアイの先住民が単に甘味料として用いるだけでなく、医療用として、心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を低くするなどの目的で使用されてきました。砂糖の200から300倍の甘味度を持つステビオサイドやレバウディオサイドAといったテルペノイドの配糖体を含んでいるため、甘味料として用いられており、欧米では糖尿病患者の甘味料として広く使用されてもいます。
この甘味料のステビアですが、2006年5月25日~27日に行われた「第49回日本糖尿病学会年次学術集会」にて、千葉大学薬学部の研究グループにより、ステビアがⅡ型糖尿病の原因とされる「インスリン抵抗性」を細胞レベルで改善する可能性があるという、自然抽出物では世界初めての発表がありました。それも極々僅かな量で効果があるという報告なんです!この研究は非常に画期的なものでもあり、今後の研究報告が楽しみな素材です。実は、2001年に私の師匠であり、かねてから2型糖尿病患者の食事指導にステビアを積極的に取り入れてきたタホマクリニックのDr.ライトからこんな話を聞いたことがあります。「ステビアは確かに砂糖の数百倍の甘みを持つが、その多少の苦味があるがゆえに、私の患者にステビアを勧めても中々使ってくれない人が少なくなかった。実際にステビアを半年間使ってもらった125人の患者のうち、血糖代謝の改善率は私が想像していた以上の効果だった。しかし、これらの患者にアンケートをとってみたところ、全体の40%の人は苦味がイヤで、ステビアを1日に1回、それもスポイトで数滴を水に混ぜて飲むだけだったという事実がわかった。」
そうなんです、今回の千葉大学の研究グループの報告では、180ccの水に対してステビアをスポイトで1滴程度という非常に僅かな量でインスリン抵抗性を細胞レベルで改善する可能性があることを報告しているんです!この千葉大学の研究がスタートしたのは1昨年末で、私もこのことは聞いていました。今回の結果を聞いて、私もこの2月から友人のドクターの協力を得て、13人の2型糖尿病患者にステビアによる血糖代謝改善の研究をスタートします。5月の連休明けころには結果を報告できると思いますので楽しみにしてください。
by nutmed | 2007-01-09 14:28