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DHEAの効果

今回のあるある大事件の余波は栄養医学研究所にもやってきました!昨日は某在京TV局から真相の問合せ、また電話、FAX,メールでトータル56件の問合せがありました!おかげで昨日はほとんど仕事になりませんでした(ハア~)

ところで今回の「納豆」のテーマではDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という舌を噛みそうなホルモンとの関係がありました。このDHEAは人間の「副腎」「卵巣」という組織で造られ、思春期に最も造られるホルモンで、「若さの源」などという表現をされて欧米ではアンチエイジングの治療で重宝されているホルモンです。だいたい30歳をピークにしてその生産能力は低下してきて、70歳を越えるとピーク時の5%ほどの能力にまで低下します。DHEAには、細胞の成長、筋肉形成だけでなく、ストレスに対する耐性にも深く関わっているホルモンです。
また、別名「ステロイドホルモンの母」とも呼ばれていて、人間の営みに必要不可欠な様々なホルモンの源となっていて、女性ホルモンのエストロゲンや男性ホルモンのテストステロンもDHEAが分化して造られます。
米国では天然の素材(ヤムイモや大豆)から人間が体内で造るDHEAに非常に良く似た物質(植物から作られるので"PHYTO HORMONE(フィトホルモン)"と言う)を造ることが可能です。日本女性が欧米の女性に比べて更年期症状が比較的軽かった(過去形なのは最近の日本女性の食生活が欧米化してきたため欧米の女性並みになってきたか)背景にはこのフィトホルモン素材を日常の食生活で頻繁に摂取していたからという考えもあります、このようなサプリメントや化粧品が医師の処方無しに、街のドラッグストアやインターネット通販で容易に購入が可能です。アンチエイジングクリニックなどでもこのようなDHEAを患者に勧めるクリニックは少なくありません。ただし、本来自分の体内で造られるホルモンですから、十分な知識をもった医師や栄養士のアドバイスに基づいて摂取しないと大きな落とし穴があることも少なくありません。
この半年ほど前から日本でもアンチエイジングクリニックを開業しているドクターや海外通販でDHEAを購入しようとしている方からDHEAについての質問を受ける機会が増えてきましたが、私は一様に、どうしてもDHEAを補充しなければならない対象(特に50歳以上の女性の更年期症状改善など)でない限りは、安易にDHEAを使うのではなく、体内でDHEAを造る能力を高めてあげることと、DHEAを造る際に必要な栄養素の十分な補充をお勧めしています。
その素材はマグネシウムとビタミンB6です。DHEAが造られる以前に、ステロールというコレステロールから造られるホルモンの前駆物質が肝臓で造られますが、このときにはマグネシウムとビタミンB6が必要になります。また、DHEAが様々なホルモンに分化するときにもマグネシウムは重要な要素になります。
by nutmed | 2007-01-23 08:41