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体内に蓄積した重金属の影響-水銀

ついにお化け健康番組巨頭の1つ「あるある大辞典」が終了することになりましたね。これは、この番組だけの問題だけではなく、多くのメディアが肝に銘じておかなければならないことだと思います。また、一方で国民の側も、自ら情報の取捨選択・吟味することを再認識しなければならないということでもあります。多くの健康食品製造販売企業の方が、今後行政の規制に拍車がかかることを危惧しており、益々市場が縮小するのではないかと言いますが、私自身としては昨今の健康ブームの異常さ加減を考えると、今回の事件は大きな一石を投じることになとともに、加熱気味のブームに鎮静効果をもたらしてくれ、「おもいっきりあるある症候群」にはいい薬であると考えています。さて、みなさんはどう考えるでしょうか・・・

今日から再び体内重金属の話題に戻りましょう。早速本日は水銀についてです。
水銀には大きく分けて以下の2つの種類があります。
①有機水銀化合物
炭素を含んだ化合物(エチル水銀、メチル水銀)で、農薬(現在では使用が禁止になっている)や三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチンの防腐剤(チメロサール:エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)として使用されています。非常に毒性が強く、特に脳(神経中枢)に対する毒性は強く、水俣病の原因にもなった物質です。90%は腸などの消化器から吸収され脳に蓄積しやすい。
②無機水銀化合物
自然界に存在するものが多いですが、硫黄加工や精錬などの過程でも作り出されるものもあります。また、アマルガム(虫歯の治療で使用される銀色の詰め物。ただし、現在ではほとんど使用されていない)で使用される水銀があります。有機水銀化合物に比べ毒性は低いですが、無機水銀化合物が厄介なのは微生物や人間の体内でも有毒な有機水銀化合物に変わってしまうことです。腸などの消化器からの吸収はわずか5%ほどで、多くは肺などから吸収され、血液中のヘモグロビンなどと結合します。

体内の水銀蓄積量が多くなると以下のような症状が現れます。
1、呼吸障害
2、奇形児
3、脳の損傷
4、中枢神経系統の障害
また、水銀中毒の最初に現れる体の変化として、不眠症、目まい、疲労、居眠り、虚弱、吐気、食欲減退、記憶障害、神経過敏、頭痛、皮膚炎、無感覚、および、唇と足のうずき、感情不安定、そして、腎臓の機能障害が報告されています。
水銀中毒の段階が進むと、歯の損失、不随運動(勝手に手足の筋肉が動く)、感情の激しい乱れ(錯乱)、腎不全にいたる場合があります。

続きは明日へ・・・
by nutmed | 2007-01-24 12:30