2007年 02月 01日
体内に蓄積した重金属の影響-カドミウム
さて、今日はカドミウムです。
カドミウムと聞いて日本の汚点とも言えるイヤな歴史を思い出す方もいらっしゃるでしょうか。
カドミウムは本来体内にはあってはならない有毒金属です。カドミウム中毒の症状としては、腎臓機能障害、前立腺ガン、高血圧症、貧血、イタイイタイ病が報告されています。
カドミウムは体が必要とする酵素および栄養素の産生や機能、吸収代謝を阻害します。また、カドミウムは酵素やタンパク質と結合して腎臓に蓄積されるため、同じく腎臓に蓄積され免疫機能を高めるために必要な亜鉛が働けなくなります。初期の中毒症状としては、下痢、嘔吐、不眠のほか、肺、気管支など呼吸器の機能障害が報告されています。
ごくわずかな量のカドミウムは食品や清涼飲料に含まれることがあります。海から採れる魚介類、紅茶のほか、タバコの葉(肥料・農薬に含まれるもの)にも確認されていることから、喫煙者、特にヘビースモーカーではカドミウム濃度が高くなることが報告されています。実際、栄養医学研究所の爪分析検査でもカドミウムが高い方は喫煙者に多いです。喫煙者の血中カドミウム濃度は、非喫煙者の50%も高いことも報告されています。塗料、染色工場で従事する方の場合も同様にカドミウム濃度が高くなることがあります。また、車の排気ガス中にもカドミウムが含まれることが確認されています。
体内にカドミウムを溜め込まないようにするためには、まずは、やはり喫煙者は禁煙に努めることです。排泄を促すためには、抗酸化物質の大量服用がよく、ビタミンC、亜鉛、ビタミンB6(ピリドキシン)およびアミノ酸の摂取がお勧めです。


