2007年 02月 02日
銅ってあまり馴染みがないでしょうが・・・
さて、今日は重金属ではありませんが銅について少しお話したいと思います。この3年ほど爪分析をしてみてきたところ、以前から言っているように水銀の蓄積状況は深刻ではあるんですが、銅の蓄積濃度が高いことも実は問題視しています。その背景には現代人の食生活が深く関わっているような気配がしています。
銅は脳と肝臓に蓄えられるミネラルで、体内に銅の蓄積濃度が高くなると以下のような自覚症状が現れることが報告されています。
・頻繁な頭痛・低血糖・のぼせ・尿量の低下・不眠症・脱毛(女性に多い)・多動(小児)
・注意欠陥(小児)・うつ状態・心臓の鼓動増加
体内に蓄積する銅が高くなる原因の1つとして食材や薬に含まれるホルモン(エストロゲン)があり、成長を促進させる目的で牛や豚に与えられてきた経緯があります。このホルモンは脳や肝臓に溜まる銅の濃度を増加させる作用があり、そのような肉を頻繁に食べた場合には体内の銅濃度が高くなる可能性もあります。このホルモンは食材だけでなく、避妊用ピル、更年期の改善で使われるホルモン剤などにも含まれています。
体内の銅が高くなると、タンパク質を消化する酵素を作るために重要な亜鉛の吸収が悪くなることも報告されています。これは、銅と亜鉛を受容する細胞(レセプター)が同じ細胞であるためです。銅の濃度が高い人には、タンパク質(動物の肉、魚、穀物など)を食べなくなり、炭水化物ばかりを好んで食べるようになる人が少なくありませんが、これは上記のような理由でタンパク質の分解酵素が不足するためです。
また、女性の場合、以前お話した便秘が過剰エストロゲンと関係があることも見逃せません。女性ホルモンのエストロゲンは不要になったり、過剰に造られた場合には肝臓から胆汁を通して腸に排泄をされますが、便通が正常であれば便とともに体外に排泄されます。しかし、便秘で腸内に滞留する時間が長ければ、場合によってはこのエストロゲンが大腸から再度体内に吸収されることがあります。
改善方法としては、現在の食生活を見直すこと、便秘を改善すること、またエストロゲンが含まれる薬を処方されている場合には医師に相談してみてください。


