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再びトリインフルエンザについて

昨日の朝刊でもかなり大きく報道されていたので目にとまった方も少なくないと思いますが、WHOが発表したところによると2007年1月末現在で世界中で164名がトリインフルエンザに感染したということです。これは全てトリからの感染で、今のところ人間、またはトリ以外の動物からではないということですが、この数字を少ないと見るか多いと見るか? WHOでは近々にトリインフルエンザが人間から感染したという想定でのかなり大きな対応演習を行うと発表しています。現在のところトリインフルエンザ効果があるだろうとされているインフルエンザ治療薬「タミフル」(販売:ロッシュ)の世界規模での備蓄が既に始まっています。日本でも既にタミフルの備蓄が20万人とも30万人分ともささやかれていますし、先進各国ではこのタミフルの備蓄に躍起になっています。(おかげでロッシュ関連、タミフル関連株は大商いですが・・・)ここで問題となるのは、経済的にタミフルの備蓄が困難な発展途上国の状況です。これらの国にはタミフルが中々回らず、加えてこれらの途上国がトリインフルエンザの感染者が最も多い国と考えられているからです。
タミフルには報告されているだけでも数十の副作用があるようですが、現在のところ有効な薬であることは間違いないようです。
ただし、以前から何回もこのブログでお話してきましたが、トリインフルエンザの人から人への感染による大感染の可能性(パンデミックフルー)は既に対岸の火事ではないということを真剣に肝に銘じていただきたいと思います。日本ではほとんど報道されていませんが、米国やカナダでは既に2005年から国民に対してトリインフルエンザの予防についての告知をし続けており、2週間分の食料、飲料水の備蓄を促しています。また、先日行われた米国ブッシュ大統領の今年の年頭教書の最初の部分で、このトリインフルエンザの予防について述べられています。
皆さんは日本の政府がこのトリインフルエンザの対策で国民にどのようなことを考えているかをご存知でしょうか?確かによく目を凝らして耳をそばだててみれば、そこかしこでトリインフルエンザ予防についての対応がされているようだということがわかりますが、今だからこそもっと声を大にして対策について国民に訴えかけるべきだと感じています。

そんな中で、先週、私の師匠でもあるシアトルのDr.ライトが、栄養療法医師の立場から、トリインフルエンザの予防策として、日常からビタミンC、マグネシウム、亜鉛の日常的な摂取を強く勧めるコメントを発信しました。いたってシンプルな理由で、体が持っている免疫力を向上させるためなんですが、過去の研究報告を見ると、ウィルス感染の予防に対するこれらの素材が有効であることは紛れも無い事実です。
by nutmed | 2007-02-05 10:48