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トリインフルエンザ その2

皆さんにこうしてブログ上で食物と水の最低2週間分備蓄を!と呼びかけているわけですが、昨日メールで読者の方から、「佐藤先生はどのように備蓄しているのですか?」という問合せがありました。我が家では、昨年10月から家族3人が最低1ヶ月は外出しなくてもいいようにというコンセプトで缶詰類、レトルト食品、乾麺と米と塩、味噌は日常使用しているものとは別に分けて密閉容器に詰めています。水については生活用水として20リットルのポリタンクを5本、飲料水用として滅菌の20リットルポリタンクを3本と市販の2リットルミネラルウォーターを20本常時備蓄しています。それと、キャンプで使用していた白石油用のコンロと白石油10リットルなども備蓄をしています。これはトリインフルエンザの対応だけでなく、いつやってくるかわからない地震などの天災対応としても使えますからね。「そこまでやる必要があるんですか?」といわれそうですが、私は必要だと思います。そしてひとたびトリインフルエンザが人から人へ感染を始めたならば、皆さんが想像している以上恐ろしい事態になることが考えられます。

1918年にスペイン風邪が世界的に流行したときの感染者は全世界で6億人、死者は4000~5000万人に及んだといわれています。当時の世界人口が8~12億人であったとされているので、全人類の実に50%以上がスペイン風邪に感染したことになります。日本では当時の人口5500万人に対し39万人が死亡し、米国でも50万人が死亡しています。この数値は、感染症のみならず戦争や災害などすべての死因の中でも、もっとも多くの人を短期間で死に至らしめた記録的なものです。当局や各国の行政の中には、トリインフルエンザが人から人へ感染そし始めた場合、致死率は低下するので、最悪の場合でもスペイン風邪流行当時の死者の2%だろうと予想しているそうですが、逆に多くの疫学者は、1918年に比べると人や物資の移動輸送手段が数百倍に発達し、過密な住環境を強いられる現在の状況を考えると、数億人の死者が出る可能性を否定する材料がないと言っています。
また、栄養学者の多くは、現代人の食生活を考えると、体内環境および免疫機能が低下していると言わざるを得ない環境であり、人類全員が賄えるわけではないタミフルにすがることを考えるだけでなく、今から個々人が免疫力、治癒力を高める食事と栄養素の摂取を積極的に考えるべきであると言っています。

日本人の性格を考えると事が起こってからパニックになることは火を見るよりも明らかです。今から自らの責任で最低限の予防対応策を講じることが最優先される時期にきていると思います。
by nutmed | 2007-02-06 10:00