体内のpH(ペーハー) その4

このところ、どういうわけかこの3日前からブログのアクセス数が異様に増えていて驚くやら嬉しいやら・・ある意味「ブログ中毒」陥ってしまっている感のある私にとっては非常に励みになります!
暫く前に誕生日のお祝いに本をいただきました。「きみに読む物語」という題名の本で、ニコラス・スパークスの著書です。先日九州へ講演出張のときに一気に読んでしまったのですが、この歳になって初めてと言ってもいいくらい文章を読んで泣きしました。文章も新鮮な表現なんですが、自分と主人公を重ねてしまうほど、引き込まれてしまいました。どうもベストセラーにもなったようなので読んだ方もいるのでは・・・

さて、pHに対するメールでの反響が多いので、今日は尿のpHについてもう少し詳しく説明してみましょう。
尿中のpHを検査することによって、余分な酸を体外に排泄する能力とミネラル、特にカルシウム、マグネシウム、ナトリウムとカリウムが吸収されているかを判断するために有効な検査です。これらのミネラルは体内のpHを一定に保つための緩衝物質(バッファ)として働きますが、これらの緩衝作用を持つミネラルが十分に体内に蓄積されていても、食生活、ストレス、環境によって体内のpHは極端に上下することがあります。酸性またはアルカリ性物質が食事、医薬品、サプリメント、飲料水によって外部から過剰に摂取された場合や、体内で過剰に作られた場合には、生命にもかかわることがあるため過剰な酸性またはアルカリ性物質を体外に排泄する必要があります。人間は、肺からの呼気や尿、便によってこれらを排泄する能力を持っていますが、中でも尿はその能力が最も高いといえます。
尿のpHを日常的に検査することで体内環境を改善して最適な健康を維持するための食生活や生活習慣の指標をつくることができますが、まず、日常の尿pH検査を進める前に、今の自分の消化分解能力と体内環境を確認するために、3日間、毎食事の前と食後2時間後の尿のpHを検査することをお勧めします。
尿の最適なpHは6.50~6.80ですが、この3日間の平均尿pHが6.50前後である場合には、体内の緩衝能力は正常な状態でアルカリ性ミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウムとカリウム)の吸収蓄積もほぼ十分であると考えられます。逆に、この3日間の平均尿pHが6.80以上である場合には、食生活、医薬品、ストレス、環境など外部からの酸性物質が過剰な状態であり、またアルカリ性ミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウムとカリウム)が緩衝能力の限界に近い状態で働いていることが考えられます。また、このときに外部から緩衝のために働くアルカリ性ミネラルの摂取が十分でない場合には、体内の骨、筋肉などの組織からこれらのミネラルが引き出されている状態である可能性もあります。

先日のブログでpH試験紙のことを書きましたが、もし本格的に継続してだ液と尿のpHを定型的に検査してみようと言う方がいましたら試験紙よりもpメーターの購入をお勧めします。

熱帯魚の水質管理で使用するpHメーターは簡便で価格も実売ベースで4000円前後で購入可能です。
・お勧めのpHメーター
マイクロpHメーター(発売元:株式会社マーフィード)
pH計ポケット009(発売元 株式会社佐藤商事)
by nutmed | 2007-04-03 18:08