免疫向上のハーブ その1 アンドログラフィス(穿心蓮)

今日は各地で真夏日になるそうです! ところで10年・20年前のこの季節って、こんなに気温が上がっていましたかね? 益々、亜熱帯性気候に以降するのですかね・・・

さて、今日から数回にわたってハーブのシリーズでいってみます。初回はアーユベーダのハーブアンドログラフィス(穿心蓮)についてお話しましょう。
最近、私のところに多い問合せが季節はずれの風邪なんですね。気温寒暖の差が激しいこの季節、うっかりして風邪に罹患してしまう人が少なくないようです。きっと免疫の働きが弱っていることも事実なんでしょう。
アンドログラフィス(学名andrographis paniculata、和名:穿心蓮 センシンレン)はこんなハーブです。
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アンドログラフィスはアーユルベーダのハーブで免疫システムをサポートすることが知られています。私のアメリカの友人Dr.ボーンが行った臨床実験ではアンドログラフィスのすばらしい効果が証明されています。彼女は無作為に抽出した107人の健康な子供に冬季の3カ月間、アンドログラフィス(1日当たり標準抽出化された11.2mgのアンドログラフォリドを含む200mg)を飲ませたグループと偽薬(プラシボ)を飲ませたグループに分けて実験を行いました。
当初、アンドログラフィスは全く効果がないように見えました。3カ月が経過したころ、その効果が出始め、アンドログラフィスを取った子供の70%は風邪を引かなかったのに対して、偽薬を取った子供は62パーセントが風邪または何らかの感染症になりました。
また、アンドログラフィスと他のハーブを組み合わせた実験も子供に行われ、アンドログラフィスとエキナシア、シベリアニンジンの組み合わせを比較した結果、エキナシアを単独で飲ませるよりもアンドログラフィスを組み合わせた方が症状の改善、回復時間において、より優れていることが分かりました。

アンドログラフィスには免疫力向上作用のほかにも肝細胞の保護作用が認められています。
これらの作用はアンドログラフィスに含まれるアンドログラフォライド(andrographolide)という成分によるものです。使用に際しては妊婦、授乳中女性は使用してはいけません。また、適量を使用するぶんには問題があるハーブではありませんが、飲みはじめに胃痛、食欲不振が現われることがあるので注意してください。
by nutmed | 2007-05-09 12:53