大腸菌群の予防

今朝、我が家の庭のアジサイにようやく蕾がそろいはじめました。おまけに風情のあるお客様も1匹アジサイの葉にみつけました。そう、カタツムリです。最近都会ではカタツムリ見なくなりましたからね・・

さて、今日はこれからの季節に注意しなければいけない大腸菌群の予防のお話です。
梅雨入りし、湿度が上昇しはじめるこれからの季節、食品の腐敗だけでなく、体内環境を崩す原因の1つにもなる大腸菌群です。
昨日、秋田在住の小学校給食センターに勤務する栄養士さんから相談のメールがありました。食品を扱う彼女の職場では厨房の職員は毎月便培養をするそうですが、ここ1~2年、繰り返し病原性大 腸菌が出て、その度に調理現場に入れない日が1週間ほど続くそうです。本人には自覚症状がなく、便培養検査によってはじめてわかる状況のようで、そのたびに抗生物質を継続的に飲まされ、慢性的な下痢、便秘の繰り返し、体のむくみ、不眠、臭気過敏、無気力などの症状が現れ、仕事にならないそうで、何かアドバイスをということでした。

昨年9月21日のブログでも話しましたが、大腸菌の仲間には沢山あって、全てが人間に対して不益なものばかりではないことは覚えておいてくださいね。

抗生物質の継続多用は腸内環境、特にカンジダ菌の繁殖を助長することにもなり、彼女の自覚症状として訴えているような症状を呈することが少なくありません。
私が大腸菌群の除菌にお勧めするのはハーブで、彼女にも以下の2つのハーブを勧めました。

1、キンマ(学名:Piper betle)コショウの仲間のこのハーブにはO157をはじめとする大腸菌群に対する殺菌作用があるとともに、カンジダ菌の繁殖も抑えてくれます。葉を1-2枚摘んで2-3日陰干しし、煎じて飲むといいでしょう。
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2、ミミセンナ(学名:Cassia auriculata)センナの仲間のこのハーブは樹皮は漢方でも使用される医薬品ですが、葉にはキンマ同様の大腸菌群の除菌作用、免疫活性作用があります。
やはり葉を3-5枚摘んでそのまま煎じて飲むといいですね。ただし、血圧の高い方や腎臓に障害を持っている方は主治医に相談してからにしてください。
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by nutmed | 2007-05-18 10:29