日本食は最高という意見・・アーバインから

それにしても、アメリカに出張するたびに食生活の大きな違いにいつも驚かせられます。
いまさら、なんですがね。
私がいつも出張で会う98%はドクターやサプリメント製造関係のいわゆる健康に関する職業の人ばかり。
その彼らはいつも日本食のすばらしさ、人間の体内環境システムの理にかなっている素材と食事環境を高く評価してくれます。
たまにはブラックジョークで「今日は風邪ぎみだから寿司を食べに行こう!」と言われることもありますが・・・(私のレクチャーや講演を聴いたことがある方ならここで笑っていただけるはず。)
このジョークの真意は寿司のネタに使うハマチの75%が養殖で、養殖池での感染症を避けるために餌の中に抗生物質が入っているからというこわーいジョークなんですが・・

さて、その彼らでさえ、日本食に対する誤解が少なくありません。彼らにたまに招待されて行く日本食のレストランの中には、明らかに日本ではこんな組み合わせはないよなーというのが少なくなくて、食事のあとにレストランのオーナーや調理場で作っている人の顔を見に行くと、そこにいるのは明らかに日本人ではなく、多くは韓国人であったり中国人であったりします。
まあ日本食がまだまだブームなのでお国の特産品や調理法法をコンビネーションして新たなアジア料理となることは決して悪くはないのですが・・
きっと読者の方の中こんな経験をされた方が少なくないと思います・・・・
問題は明らかにこの組み合わせでは日本人古来から継承されてきた「素材の組み合わせの妙」からくる長寿健康食にはならないよねーってなものが少なくないことです。

日本食の評価が高い反面、彼らが現実の今の日本の食事習慣や食材を目のあたりにしたら、
「なぜ我々の子供や孫と同じように○ク○ナ○ドや鳥のフライを食べてて長生きができるんだ?」という声が聞こえてきそうで、ちょっと複雑な気持ちです・・・
by nutmed | 2007-06-06 15:06