2007年 06月 19日
舌の観察 最終回
さて、今日は舌の観察最終回、舌の形と粘膜についてです。
舌の形
①舌の表面が割れている
各臓器を反映する場所を観察して、その部分の表面が割れている場合には、その臓器の機能が慢性的に低下または障害の可能性がある
・表面の割れが舌の中心から舌先の方に向ってある場合には心臓の働きが弱っている
②舌の表面が弛んでいる
体温が低い
・表面が弛んでいて青白い色の場合には血液の循環が悪い
③舌が硬直している
慢性的に舌が硬直している場合には脳梗塞の兆候の可能性
④舌が収縮している
平常時よりも舌が収縮して短くなっている場合には血液の循環不良、各臓器の働きが非常に低下している可能性
・収縮に加えて腫れている場合に呼吸器の働きが低下、特に痰が肺内に溜まっている可能性
⑤舌が腫れている
水分の流れが停滞している
・舌を噛んで見て歯型がつくような場合には水分の過剰と「気」の低下
・濃い赤色の場合には心臓および脾臓に熱がこもっている
⑥舌の表面がイチゴのようにザラザラしている
体温の上昇
・舌先がザラザラしている場合には心臓に熱がこもっており働きが低下している
・舌の両側がザラザラしている場合には心肝臓・脾臓に熱がこもっており働きが低下している
・舌の中心がザラザラしている場合には心胃腸に熱がこもっており働きが低下している
舌の表面の粘膜
①白色
体内または皮膚が冷えている状態
・表面の粘膜がカッテージチーズのような場合には胃に熱がこもっており働きが低下している
・表面の粘膜が薄く体の節々が痛い場合にはウィルス性の風邪の可能性
②黄色
体内または皮膚が冷えている状態
・色素の含まれる食材や茶、コーヒー、タバコの過剰摂取
③灰色
体内が冷えている状態
・痰が溜まっている
・表面が乾いている場合には体内の水分が熱を低下させる過程で不足している
④黒色
体内および皮膚の熱の影響によって臓器の働きが非常に弱っている可能性
舌は皆さんの日常生活における体の状態をかなり正確に反映してくれる器官です。僅かな時間で済みますから、毎朝、就寝前などに自分の舌の状態を観察して自分の健康のバロメーターにしてみてください。


