今日から爪チェック

今朝は嬉しいメールが飛び込んできました。以前から交流のある東京の京橋にあるクリニックのドクターから、受け持っている女子長距離アスリートの症状についてアミノ酸分析をして、低下しているアミノ酸を中心に充足をはかったところ、いままでの症状が改善してきたというものです。日常珍しくない症状に対しては、アミノ酸分析はあまり実施されない検査の1つで、西洋医学では見落としていまいがちな部分ですが、こうしてこのドクターによって1人の女性の悩んでいた症状が改善に向いつつあることはすばらしいことですね。

さて、舌の観察を見た購読者から「爪についても観察チェック内容を教えて欲しい」という要望メールが多かったので、今日から数回にわけて爪診断についてお話します。

爪の形や色は、体内環境を物語る指標として古くから用いられてきました。
爪は血液とリンパ液の中を流れる栄養素や有害物質がどの程度体内に蓄積しているかだけでなく、血液、尿などの検査と異なり、長い期間の臓器や器官の状態をある程度反映するバロメーターでもあります。

1、幅が広く、四角い形をしている爪
男性女性ともにホルモンのアンバランスな状態の可能性がある
2、常にもろく割れ易い爪
鉄、カルシウム、マグネシウム、必須脂肪酸の不足の可能性がある。甲状腺、腎臓、心臓の各働きにストレスなどによって慢性的な負担がかかっている可能性
3、丸い形をしており柔らかい爪
甲状腺の働きにかなりの負担がかかっている可能性
4、薄く平らに反ったスプーン形の爪
ビタミンB12、鉄、葉酸、マグネシウムの不足の可能性。貧血の兆候
5、青白い爪
ぜんぞく、気腫のように肺の働きが低下している可能性
6、緑色の爪
体内の細菌感染または爪のカンジダ菌感染の可能性
7、黒い斑点が爪の中にある
感染症を含め心臓の働きが著しく低下している可能性
8、爪の中に白い斑点がある
アルブミン不足による貧血、副腎の働き低下の可能性
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by nutmed | 2007-06-20 13:00