液体サプリメントについて

今朝、ニュースでノルウェー(だったと・・)の研究機関が「風邪にはビタミンCは全く効果がない」という研究発表をしたと報道していましたね。今朝からこの問合せが数件栄養医学研究所にも入ってます。早速、アメリカの知人のドクターにメールでこのニュースを確認しましたが、返ってきた答えは「So What ?」 つまり「それがどうかしたの?」 まあ予想していた回答ではありましたが(笑)
私は原文をまだ詳しく見ていないのでなんとも言えませんが、ビタミンC博士として有名なライナス・ポーリング博士もそうでしたが、「風邪そのものの治療にビタミンCが有効である」という報告は誰もしていません。今朝からの問合せで私は「今まで通り風邪をひいたらビタミンCは多目に摂取してくださいね」と言っていますが、ポーリング博士をはじめ従来から風邪のときにビタミンCを摂取することを勧めている背景には、風邪の原因となるウィルスを駆逐するためではなく、むしろ風邪にともなう諸症状、例えば筋肉痛、疲労などの緩和に有効な実績があるからなんです。

さて、今日のテーマは液体サプリメントについてです。
以前にもこのブログで液体サプリメントについては少しお話したと思いますが、この3年ほどでアメリカ、EUのサプリメント形状に少し変化がみられるようになりました。その大きな1つが液体タイプのサプリメントです。
カプセルやタブレットのサプリメントは加工が容易、持ち運びが簡便、保存管理が容易などのメリットはありますが、固形状のため小児や嚥下能力の低い高齢者には敬遠されやすいことは否めません。また、吸収率を見ると、以下の米国PDR(Physicians Desk Reference)での報告にもあるように、カプセルやタブレットが最大でも20%なのに対し、液体フォームの場合には最大で98%と、吸収効率では液体のサプリメントフォームにアドバンテージがあります。
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栄養医学研究所でも1年半前から今後の日本の人口動向や医療システムを考えて液体タイプのサプリメントの開発検討を行ってきましたが、ようやくこの3月に1種類が、そしてこの6月に5種類が完成し、現在提携医療機関で臨床検討を行ってもらっていますが、経過報告では評判はいいそうで、血液データでもいい結果がでているようです。
今後、日本でも液体タイプのサプリメントが普及していくのではないかと・・・
by nutmed | 2007-07-19 13:15