2007年 09月 11日
食とエコの両立 最終回
気温が上がらない割りに蒸し暑いのは湿度が高いからですね・・
今日は何とか食とエコの両立の最終回に持っていきたいと思います。
アメリカやヨーロッパ、アジア、オセアニアなどに旅行された方なら記憶に残っていると思いますが、モノを包む包装が日本と比べるとなんと簡素ないことか・・と思ったことがあるのでは。一見する味気ないことのようにも見えます。それに比べ日本では、どこの店に行っても綺麗で凝った包装が多いことでしょう。日本でも最近では包装が有料化されている店が増えましたが、欧米では生活必需品に包装を施すことはまずないと言っていいでしょう。元々包装は中にあるものを出したら捨てるものなので、いわゆる過剰な包装は好まれません。昔の日本では、包装用紙や紙袋を綺麗に畳んで何かを包装するときに使ったり、折り紙の代わりにして折ったりする習慣もありましたが、今ではそのような再利用をする家庭はほとんど見なくなりましたね。
10年ほど前になりますが、時間が経つと土に還元するポリ袋素材、発砲素材がエコ開発商品として話題になったことを記憶していますが、何か本末転倒な話だなと感じていました。
土に還元される素材の開発経緯はすばらしいことですが、その発想の原点がスーパーなどの買い物で使われるポリ袋の始末のためであったり、刺身や肉を乗せて陳列する発砲容器だったり・・・これら技術の進歩は歓迎するべきことですが、そもそも買い物でポリ袋を使う習慣をやめる努力をすればいいことも事実ですね。
日本人もここらで真剣に過剰包装の功罪を考える時期なのかもしれません。
5回に渡ってお話してきた食とエコの両立ですが、私の立場視点から見たエコを無理なく実践し
エコ活動が根付くためのキーワードは、「食」特に食材の取扱方法、保存方法の見直し言うことになるでしょうか。
今では教育現場でも「地球のためにエコ、リサイクル」が教えられていますが、そもそもエコが中々根付かない背景にはこの「地球のため・・」というのが原因なんではないかと以前から私は思っています。勿論、結論は地球全体のためであることは間違いのないことなんですが、67億人分の1人である個人がエコを実践推進するには、連日メディアで報道されている内容は、あまりにもコンセプトが壮大で、個人レベルでエコを実践するには対岸の火事的に思われてしまっていることは否めません。でも、エコが日本人1人1人が、かつての日本人が行ってきた食材の扱い方の良さを見直すことによって、皆さん1人1人がエコを実感し、そのメリットを感じるだけでなく、体内環境を整えることが可能であることは決して難しいことではありません。
子どもたちの食環境を憂いて、形ばかりの「食育」をするくらいなら、是非私たちの先達が実践してきた食材の扱い方を見直して、こどもたちにもそれを見せてあげることのほうが生活観のある姿ではないかと考えています。


