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Super Food スーパーフード

昨日テレビのニュースの中で面白い機器の紹介をしていましたので少し紹介します。以前から私は全国各地の歯科医や歯科衛生士を対象にしたセミナーや講演を行っていますが、いつもその中で以前私がアメリカで勉強しているときに見つけた咀嚼(そしゃく)を習慣つける補聴器のようなデバイスのことを紹介しています。昨日のそのニュースでは、同じコンセプトで小学生に咀嚼を習慣つけるためのデバイスが紹介されていました。大きさはかなりおおきくて補聴器サイズまでにはほど遠いですが、実際にこのデバイスを一定期間装着することで咀嚼の回数が増えただけでなく、虫歯が減ったそうです。何か我がことのように嬉しくなりました。

さて、今日のテーマはスーパーフードについてです。
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スーパーフードという名称は今から30年ほど前のアメリカ・カナダで話題になったもので、その概念は「3種類以上の栄養素(例:たんぱく質(アミノ酸)・脂質(必須脂肪酸)・ビタミン・ミネラル)を含有し、特に必須ビタミン、必須ミネラルの含有量が多く、人間の営み、エネルギー生産に有効である天然食材」とされてきました。この概念は今も変わりはありません。昨今、オーガニックフードの認定基準やナチュラルフードの考え方が曖昧になりつつあるEU諸国を中心に、再びスーパーフードという考え方が台頭するようになり、アメリカへも波及し、「スーパーフード」や「スーパーオーガニックフード」という考え方が増えてきました。2005年にアメリカの消費者団体と学術委員会が選定したスーパーフードには以下の20素材が明記されています。
1、ブロッコリ:Broccoli
2、ニンジン:Carrots
3、トウガラシ:Chili Peppers
4、ホウレンソウ:Spinach
5、マッシュルーム: Mushrooms
6、トマト:Tomatoes
7、イチゴ:Strawberries
8、パパイア:Papaya
9、パインアップル:Pineapple
10、キーウィ:Kiwi
11、マンゴ:Mangoes
12、柑橘類:Citrus Fruits
13、杏:Apricots
14、バナナ:Bananas
15、ニンニク:Garlic
16、緑茶:Green Tea
17、豆類:Beans
18、大豆(豆腐):Soybeans & Tofu
19、鮭:Salmon
20、オーツ麦:Oats


内容を見ると「なんだ、毎日何かしらの形で食べている素材ばかり・・」と思っている方が少なくないと思います。実はそうなんです。このスーパーフードの素材選定にあたっては、長寿で健康な国民(と思われている・・)に日本人の食生活がかなり研究され参考になっています。今日は長くなるのでその日本人の実態については省略しますが皆さん薄々気づいていますよね・・。
ところでこの素材の中で特筆するべきは酵素食材です。酵素食材と言うと少し知識がある方は「パパイア、パインアップル、マンゴでしょ?」と思われるかも知れませんね。そう、これらの素材に含まれるたんぱく質や糖分を分解するいわゆる消化酵素もその1つですが、鮭を除く全ての素材に含まれている植物性酵素です。以前にも酵素のことはブログで紹介したので覚えているかもしれませんが、「酵素」には消化を助ける消化酵素を含めおよそ4000種類の酵素が存在します。人間の体内にも数百種類の酵素が関与していますが、人間と同じ生物である植物が持つ酵素が人間の細胞活性、営みに大きな貢献をしてくれることは数々の研究によって報告されています。
実はこの夏に栄養医学研究所で開発した液体マルチビタミン・ミネラルの中にはこの20種類の素材の19種類が配合されています。

2年前、サンフランシスコの学会で会ったスーパーフードのプロジェクトに関るスタンフォード大学の生化学博士であるDr.マーシャルはこう言います「動植物が持っている栄養素の研究について我々はその70%は研究を遂げていると思う。残りの30%は未だわかっていない素材の解明だが、今後重要になってくるのは人間の体内で有効に作用するバイオアイデンティカルな形を持つ素材や成分の研究だろう。我々が想像する以上に植物の持つ栄養素や酵素の働きは緻密かつ環境順応性を持っている。ナチュラルやオーガニックというカテゴリーはひょっとすると人間が人間のために考え出したエゴかもしれない。」
酵素療法の父とも評され、カイロプラクティショナーとしても著名なDr.Cichokeも植物の持つ酵素は人間の生命活動に多大な影響を与えるだけでなく、それが欠如することによって様々なネガティブな症状が現れ慢性的な症状に移行すると言っています。

折角、欧米が認めた日本のスーパーフードという考え方、我々自身がもう1度見直してみる価値は大いにありますね・・・

さて、次週23日から学会出席と来年以降に期待できる新たな素材の吟味、そして2010年のcGMP基準の調査のためにアメリカ出張となります。
次週はアメリカからの投稿になります。
by nutmed | 2007-09-20 10:36