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今後の日本のサプリメント

11月に入っても例年に比べると気温が高い日が続いていますね。
これは日本だけのことではないようです。お隣中国や韓国でもアメリカでもEUでも世界的な規模で気象の変化が従来にはないスケールで起こっています。

さて、今日は以前にもお話した今後の日本のサプリメントのゆくえについて復習の意味で・・
皆さんも新聞やTVのニュースで「混合診療、自由診療」という言葉を目や耳にすることが増えていると思います。いわゆる保険を使った「保険診療」とは異なり、保険と自費を混合で、また100%自費で診療する医療がこれにあたります。今後この診療体系は否応無しに我々国民に降りかかってくる問題になることは疑う余地はありません。行政も高齢化社会が加速度的に進む中、「予防」「未病」を今まで以上に促進しようと考えており、1つの案として町のクリニックや病床ベッド数が少ない最前線の医療施設は今後予防・未病に特化させるという考え方も出始めているようです。当然のようにこの予防・未病の診療体系の中で注目されるのはサプリメントという考え方です。
今までのように健康を「流行」として捉え、サプリメントを飲むことを「ファッション」として考える時代は過去のものとなり、QOL(生活の質)を高め、健康で長生きができる環境を積極的に造らなければならない時代に入り、サプリメントの本来の活躍の場はまさにここにあると考えます。
その流れの中で予防・未病という考え方を基に栄養療法、代替統合医療などの導入を検討し、サプリメントの積極的な医療への導入を考え始めている医師が急激に増えています。この状況を考慮して現在の日本のサプリメント市場を見ると2つのカテゴリーが派生しつつあります。
1つは「コモディティーサプリメント商品」で、日用雑貨、菓子と同様のレベルの商品で、サプリメントを食品として扱っている日本ではこの商品群が圧倒的に多いと言えます。もう1つは「メディシナルサプリメント商品」で、病気の予防だけでなく、治療にも応用できる高いレベルの商品で、今後の医療システムの中核をなすと考えられる混合、自由診療を取り入れ、栄養療法、代替統合医療などの導入を検討し、サプリメントの積極的な医療への導入を考え始めている医療機関が扱う商品群です。
しかし、メディシナルサプリメントといえども食品と同様の栄養素が主体であるがゆえに、あくまでも西洋医学と相補的に使ってはじめてその効果作用がもたらされるものです。
アメリカでは既に10年以上も前から手術の前後には栄養素をかなりの量補給しておくことによって、傷の治癒や回復が進むだけでなく、トータルでの医療費や資源の削減に大きな効果を見せています。
日本でもここ数年の間にNST(栄養サポートチーム)という組織が多くの病院で組織され、患者の治療、予後の管理に栄養を導入する施設が増えたことは好ましいことです。
ただ、願わくば従来のようにただまな板に乗ってしまうような患者になってしまうのではなく、自分の体内環境と自分に必要な栄養素のことを患者としての受給者にももっと知っておいてもらうことによって治療における栄養素の作用効果が増すことが啓蒙されてほしいものです。
by nutmed | 2007-11-07 13:10