2008年 01月 07日
個人に合ったサプリメントの決定方法 脂肪酸とケト体の代謝
そのために今年以降、私自身も歯科領域に対して今まで以上に積極的なアプローチを進めていくつもりです。
さて、今日は昨年からの継続テーマです。
脂肪酸の酸化
短鎖,長鎖脂肪酸、またそれぞれの代謝経路はオメガ3とオメガ6必須脂肪酸の適切な摂取と同様に重要です。
リジンおよびトリプトファンの分解に伴って生成されるアジピン酸値の上昇時には、衰弱、疲労、吐き気、低血糖症、臭気、頻発する感染症が起きます。
スベリン酸値の上昇はカルニチン不足、またはミトコンドリアで適切なエネルギーが生産されていないときに起こります。またリボフラビン(B2)不足時にもスベリン酸は上昇します。
エチルマロン酸値の上昇はカルニチン、リボフラビン(B2)不足時にも上昇します。またエチルマロン酸値の上昇は長鎖脂肪酸とアミノ酸の酸化に支障をきたします。またエチルマロン酸がアジピン酸と同時に上昇している場合には脂肪酸の酸化系に重大な問題があります。
メチルコハク酸値の上昇時にはケトン症、低血糖症、乳酸症、肝機能障害、栄養失調、衰弱、疲労、吐き気などが起きます。
ケト体代謝物
α-ヒドロキシ酪酸、β-ヒドロキシ酪酸は炭水化物の代謝の重要な道標となります。ベータ-ヒドロキシ酪酸値は不十分な炭水化物の代謝によって上昇します。また毒物の摂取、腸内細菌の不均衡、ある種の薬の副作用などから体を防御する為にグルタチオンの生産が上昇したときにもβ-ヒドロキシ酪酸値は上がります
次回は神経伝達物質です・・・